明日から実践できる!!脳卒中の評価と治療**金芳堂/青木 啓一郎(昭和大学 保健医療学部 作業療法学科講師)/9784765319225**

販売価格
3,850円(税込み)
編著
青木 啓一郎(昭和大学 保健医療学部 作業療法学科講師)
出版社
金芳堂
分野
 
リハビリテーション技術

数量

電子版発売中です。(外部サイトへ移動します)

医書JP 電子版ページへ
医書JPご利用初めての方は、こちら >>>
書籍版 販売期間
2022/10/04~
JANコード
9784765319225
商品コード
9784765319225
発行 2022年10月
判型:B5判 155頁
ISBN 978-4-7653-1922-5
脳卒中者の評価と治療に悩んでいませんか?
人気セミナー「進リハの集い」が送る、初学者から新人・若手のセラピストに最適の1冊!


「上肢機能に悩んでいる」「肩の痛みに対して対応方法が知りたい」「姿勢評価ができない」「歩行に対する介入ポイントが知りたい」「車椅子の評価をしてみたい」「高次脳機能障害の統合と解釈がわからない」「リハビリ拒否があって離床が進まない患者に困っている」……など、新人・若手がよく悩む、脳卒中特有の問題を取り上げ、わかりやすく簡単に解説しました。臨床現場ですぐに明日から実践できるよう、要点を簡潔にまとめた【POINT】を随所に設けた、理解しやすい構成です。また、エビデンスに着目しつつも、エビデンスの基準に該当しない脳卒中者や、エビデンスの実践が困難である病院・施設でも取り組める内容となっています。脳卒中のリハビリテーションに関わる、初学者から新人・若手のセラピストに最適の入門書です。

【目 次】
第1章 上肢機能障害の評価と治療
はし?めに
上肢機能における基礎知識
①脳卒中後の上肢運動麻痺
②上肢運動に必要な要素
- 視覚による対象の認識
- 到達運動と操作・把握運動
③上肢運動に必要な機能解剖のホ?イント
- 肩関節
- 肘関節
- 手関節
- 手指関節
上肢機能における評価と治療
①痙縮について
②上肢機能の予後予測について
- Brunnstrom recovery stage(BRS)からの予後予測
- Fugl-Meyer assessment-upper extremity(FMA-UE)からの予後予測
- 脳画像からの予後予測
③上肢機能評価の種類について
④上肢機能治療について
[症例供覧] 慢性期脳卒中者における上肢機能の評価から治療選択の流れ
おわりに


第2章 上肢疼痛の評価と治療
はし?めに
片麻痺患者における疼痛の特徴
①疼痛の発生状況
②疼痛部位
疼痛における基礎知識
①BPSモテ?ルによる痛みの捉え方
②痛みのメカニス?ム
③時間経過による神経フ?ロセスの変化
④脳卒中者による疼痛に影響する要因
- 中枢神経系の障害
- 運動器の損傷
- 心理・社会的な問題
片麻痺患者における疼痛に関する病態
①疼痛に関わる全身状態
②異常運動ハ?ターン
③肩関節痛
- 腱板損傷
- 癒着性肩関節包炎
- 肩関節亜脱臼
④中枢性脳卒中後疼痛(central post-stroke pain:CPSP)
⑤複合性局所疼痛症候群(complex regional pain syndrome:CRPS)
疼痛に関連する評価の実際
①問診、観察
- 疼痛に関して
- 心理面に関して
- 個人特性・社会面に関して
②運動機能
- 共通評価
- 肩関節評価
③高次脳機能評価
④その他
上肢疼痛における治療の実際
①介入の原則
- 組織損傷か?明らかな場合
- 慢性痛へと移行している場合
②介入準備
- 関係性構築
- 目標共有
③介入例
- 他動運動
- 自動介助運動
- 自動運動
④ADL介入
- ホ?シ?ショニンク?
- 介助指導
- ADL練習
⑤患者指導
おわりに


第3章 姿勢とハ?ランスの評価と治療
はし?めに
姿勢とハ?ランスの基礎知識
①直立姿勢
②姿勢制御
③姿勢制御・ハ?ランス能力に関する要素
- 生体力学的要因
- 運動戦略
- 感覚戦略
- 空間定位
- 動的ハ?ランス
- 認知過程
- 姿勢とハ?ランスの評価
①観察
②客観的ハ?ランス評価指標
- 直立検査
- 脳卒中姿勢評価スケール(postural assessment scale for stroke:PASS)
- trunk control test(TCT)
- trunk impairment scale(TIS)
- functional reach test(FRT)
- Berg balance scale(BBS)
- timed up & go test(TUG)
- balance evaluation systems test(BESTest)
③主観的ハ?ランス評価指標
- falls efficacy scale-international(FES-I)
- the activities-specific balance confidence(ABC)scale
④その他
片麻痺患者に対するハ?ランス治療
①体幹機能に対する介入例
②座位ハ?ランスに対する介入例
③立位ハ?ランスに対する介入例
おわりに


第4章 歩行の評価と治療
はし?めに
歩行の基礎知識
①歩行周期とは
- ①初期接地(IC)
- ②荷重応答期(LR)
- ③立脚中期(MSt)
- ④立脚終期(TSt)
- ⑤前遊脚期(PSw)
- ⑥遊脚初期(ISw)
- ⑦遊脚中期(MSw)
- ⑧遊脚終期(TSw)
②重心の上下運動
③ロコモーターとハ?ッセンシ?ャー
④屈伸運動と回旋運動
片麻痺患者の歩行評価
①片麻痺患者の歩行特徴
②歩行周期における着目点
③TStを確保するために必要な立脚期の着目点
④定量的歩行評価の位置つ?け
⑤目標設定の重要性
歩行に対する治療アフ?ローチの実際
①IC?LRに対する治療の一案
- 体幹機能へのアフ?ローチ
- 下肢筋機能へのアフ?ローチ
- トータルコーテ?ィネート
②MSt?TStに対する治療の一案
- 股関節へのアフ?ローチ
- 膝関節へのアフ?ローチ
- 足関節へのアフ?ローチ
- トータルコーテ?ィネート
おわりに


第5章 車椅子シーティンク?の評価と治療
はし?めに
シーティンク?の基礎知識
①シーティンク?の定義
②リハヒ?リテーションにおけるシーティンク?の位置つ?け
③本邦の現状
「座位」について
①理想的な座位姿勢について
②脳卒中者における座位の特徴
③不良座位における機能・動作面への影響
④予後予測との関係性
シーティンク?の評価
①シーティンク?に影響を及ほ?す因子
②オムツの影響について
③シーティンク?の目的
④シーティンク?の流れ
⑤Hofferの座位能力分類JSSC版
⑥マット評価
- 股関節の評価
- 膝関節の評価
- 足関節の評価
- 腰部・骨盤の評価
- 座位て?のマット評価
⑦身体計測
車椅子の種類
①標準型車椅子
②モシ?ュール型車椅子
③介助用車椅子
④リクライニンク?型車椅子
⑤ティルト型車椅子
⑥ティルト・リクライニンク?型車椅子
クッションの種類
①フ?ラスチックフォーム材
②ケ?ル素材
③空気調節型
クッションカハ?ーについて
クッションの使用目的
クッション使用上の注意点
シーティンク?の適合
- 適合順序
[症例供覧] 外傷性くも膜下出血後の患者におけるシーティングの評価から適合までの流れ
おわりに


第6章 高次脳機能障害の評価と治療
はし?めに
高次脳機能障害における基礎知識
①高次脳機能障害とは
②高次脳機能障害のエヒ?テ?ンス
③高次脳機能障害の原因疾患
④高次脳機能の相互関係
⑤脳の理解
- 後頭葉の機能
- 側頭葉の機能
- 頭頂葉の機能
- 前頭葉の機能
- 様式特異性の理解
神経心理学的検査の解釈
①改訂 長谷川式簡易知能評価スケール(Hasegawa dementia rating scale-revised:HDS-R)
②mini-mental state examination-Japanese(MMSE-J)
③frontal assessment battery(FAB)
④線分二等分試験
⑤線分抹消試験
⑥花模写
⑦立方体模写
⑧trail making test 日本版(TMT-J)
⑨コース立方体組み合わせテスト
⑩仮名ひろいテスト
⑪標準言語性対連合学習検査(standard verbal paired-associate learning test:S-PA)
[症例供覧] 社会復帰を視野に入れて介入した出血性脳梗塞の50代男性
おわりに


第7章 心理面の評価と治療
はし?めに
脳卒中後の心理的変化
①脳卒中後の障害受容について
②脳卒中後うつ病(post-stroke depression:PSD)
③脳卒中後アハ?シー(post-stroke apathy:PSA)
④脳卒中後倦怠感(post-stroke fatigue:PSF)
脳卒中者の心理面の評価
①観察
②問診
③評価スケール
- 老年期うつ病評価尺度(geriatric depression scale:GDS)
- ハミルトンうつ病評価尺度(Hamilton depression rating scale:HAM-D)
- Zungの自己評価式抑うつ尺度(Zung self-rating depression:SDS)
- 脳卒中うつスケール(Japan stroke scale-depression:JSS-D)
心理面の介入方法
①障害受容の過程(時期)における介入方法
- ショック期・否認期
- 混乱期・葛藤期
- 適応期
②うつ病症状か?ある方への対応方法について
- 休養または休息
- ストレスと薬物療法
- ストレスとストレスコーヒ?ンク?
おわりに