標準理学療法学 専門分野 神経理学療法学 第3版**医学書院/森岡 周/978-4-260-04989-4/9784260049894**

販売価格
5,720円(税込み)
編著
森岡 周
出版社
医学書院
分野
 
リハビリテーション技術

数量

販売期間
2022/12/23~
商品コード
9784260049894
発行 2022年12月
判型:B5判 476頁
ISBN 978-4-260-04989-4

シリーズ監修:奈良 勲
編集:森岡 周 / 阿部 浩明
脳卒中に重点を置きつつ、新項目を追加。神経理学療法の新しいスタンダードテキスト!

理学療法士の養成校で多くの時間が割かれる「脳卒中の理学療法」に重点を置きつつ、今版からは「病期別の脳卒中理学療法」や「頭部外傷」「脊髄損傷の障害と理学療法」などの新項目を追加。神経理学療法の最前線の内容も盛り込み、一流の執筆陣が漏れなく、分かりやすく神経理学療法を教授する。神経理学療法学の新しいスタンダードテキストが大改訂!

*「標準理学療法学」は株式会社医学書院の登録商標です。

【目 次】
I 脳卒中の理学療法
1 脳卒中の障害総論
1 中枢神経系の構造と脳画像
A 脳の構造──中枢神経の構造と機能
B 神経線維束の構造と連絡──脳内の主要
C 脳血管の走行と灌流領域
D 脳画像の基礎知識
2 中枢神経系のネットワークと機能障害
A はじめに
B 大脳皮質連合野と神経ネットワーク
C 各大脳皮質連合野からなる神経ネットワークの機能損傷,症状との関連
D 大脳と大脳以外の中枢神経系構造からなる神経ネットワークの機能,損傷,症状との関連
E おわりに
3 脳卒中の回復メカニズム
A 神経の可塑性
B 脳卒中後の機能回復に影響する因子
●コラム:水頭症
4 脳卒中の障害構造と評価
A 脳卒中と障害
B 脳卒中後の障害に対する評価の意義
C 脳卒中理学療法の代表的評価法
D 脳卒中後の障害に対する病期別の理学療法士の役割
5 脳卒中の病態とリスク管理
A 脳卒中の病態
B 脳卒中理学療法におけるリスク管理
C 理学療法開始時期と中止基準
●コラム:眼症状
2 脳卒中の障害と理学療法
1 運動麻痺
A 運動制御に関与する神経機構
B 運動麻痺
C まとめ
2 感覚障害
A 感覚障害とは
B 脳卒中後感覚障害とは
C 感覚障害の評価
D 感覚障害への理学療法
E 感覚障害に対する理学療法戦略とは
●コラム:視床
3 異常筋緊張
A はじめに
B 異常筋緊張の種類
C 痙縮の病態と発生メカニズム
D spastic movement disorder
E 痙縮の評価
F 痙縮の治療
4 運動失調
A 運動失調とは
B 協調運動の神経機構
C 運動失調の発生メカニズム
D 運動失調の種類とその症状
E 運動失調の評価
F 運動失調症例の理学療法
5 身体失認,病態失認
A 身体・病態失認とは
B 責任病巣
C メカニズム
D 評価
E 理学療法
6 半側空間無視
A 半側空間無視とは
B 注意の分類とその神経機構
C 半側空間無視のメカニズム
D 半側空間無視の評価
E 半側空間無視のサブタイプおよび応用的な評価の視点
F 半側空間無視のリハビリテーション
G おわりに
7 姿勢定位障害
A pusher現象
B lateropulsion
8 失行
A 失行の定義と種類
B 失行の評価
C 失行の病巣と発生メカニズム
D 失行に対するリハビリテーション
●コラム:失語症
9 歩行障害①──基礎(神経生理・バイオメカニクス)
A 歩行に関する神経機構
B 脳卒中片麻痺の歩行障害
10 歩行障害②──臨床(評価・治療)
A 歩行評価
B 理学療法の目的と実際
●コラム:歩行自立度
11 上肢機能障害
A 上肢運動にかかわる神経機構とその障害の特徴
B 上肢機能障害の評価
C 上肢機能障害に対するアプローチとそのエビデンス
D 複合的アプローチ
12 脳卒中後疼痛
A 痛みの定義と分類
B 脳卒中後疼痛の分類
C 脳卒中後疼痛の評価
D 脳卒中後疼痛の理学療法
13 二次性機能障害(関節可動域制限,サルコペニア・フレイル)
A 脳卒中における関節可動域制限
B 脳卒中におけるサルコペニア・フレイル
3 病期別の脳卒中理学療法
1 急性期
A 急性期とは
B 急性期における理学療法士の役割
C 早期離床
D 急性期予後予測
E 急性期から行う運動機能改善のための理学療法
F おわりに
2 回復期
A 回復期とは
B 回復期における理学療法士の役割
C 回復期における脳卒中患者の歩行障害の目標
D 回復期における脳卒中患者の理学療法の流れ
E 脳卒中患者の歩行と下肢運動障害
F 下肢運動障害に対するアプローチ
G 回復期脳卒中後片麻痺患者に対する装具療法
H 脳卒中患者の起居動作
I 退院後の生活環境の調整
J おわりに
3 生活期
A 生活期とは
B 本章を理解するための対象者像
C 生活期に生じる脳卒中後遺症者の諸問題
D 生活期の脳卒中理学療法に求められる視点と対応

II 神経筋疾患の障害と理学療法
1 Parkinson病の理学療法
A 疾患概要
B 理学療法評価
C 理学療法の実際
●コラム:嚥下障害
2 脊髄小脳変性症の理学療法
A 疾患の概要と障害の特徴
B 理学療法の実施に必要な基礎知識
C 標準的な理学療法評価
D 標準的な理学療法介入
3 筋萎縮性側索硬化症の理学療法
A 疾患の概要
B 疾患・障害のとらえ方
C 理学療法の実際
D 理学療法士の役割
4 多発性硬化症の理学療法
A 疾患の概要
B 疾患・障害のとらえ方
C 理学療法の実際
D 理学療法に求められるもの
5 Guillain-Barr?症候群の理学療法
A 疾患概念
B 亜型
C 診断
D 病態
E 治療
F 理学療法

III 頭部外傷の障害と理学療法
1 頭部外傷の理学療法
A 疾患概念
B 定義と重症度分類
C 形態的分類と画像所見の特徴
D 治療
E 急性期の理学療法
F 回復期の理学療法
G 理学療法に求められるもの

IV 脊髄損傷の障害と理学療法
1 脊髄損傷の病態
A 中枢神経系における脊髄の構造と機能
B 疾患概要
C 脊髄損傷後の運動機能回復のメカニズム
2 不全損傷の理学療法
A 評価から理学療法までの流れ
B 不全損傷者の機能および動作能力評価,予後
C 不全損傷者の理学療法
3 完全損傷の理学療法
A 脊髄損傷の診断と評価
B 脊髄損傷完全麻痺者の理学療法
C 脊髄損傷後の機能予後