はじめての脳波トリアージ**南江堂/音成 秀一郎/978-4-524-23272-7/9784524232727**

販売価格
6,380円(税込み)
2ステップで意識障害に強くなる
編著
音成 秀一郎
出版社
南江堂
分野
 
脳神経科学・神経内科学

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書籍版 販売期間
2024/02/08~
JANコード
9784524232727
商品コード
9784524232727
発行 2024年2月
判型:B5判 226頁
ISBN 978-4-524-23272-7

一見すると難しく,専門医の検査と思われがちな脳波について,チェックするポイントを2つだけに絞り,緊急性のある脳波のパターンを拾い上げて即座に治療方針を決める2ステップの判読法=“脳波のトリアージ”をスッキリ学べる入門書.Antaa Slide Award 2021を受賞した著者が,背景活動×てんかん性の所見で脳波を切り分け,意識障害の鑑別を最速化する鑑別のコツを伝授.ICUでの強力な武器を身につけて,目指せ!デキるレジデント!

【目 次】
本書を読み始める前に
アブストラクト2ステップでの脳波トリアージ
 1.脳波のトリアージ
 2.脳波には2種類の判読方法がある
 3.脳波でわかることは2つだけ
 4.脳波トリアージによる4つのパターン
 5.脳波トリアージ
 6.救急脳波の目的
 7.spikeと背景活動の判定
 8.脳の中心は10Hz
 9.アルファ波の見つけ方
 10.もっと簡単にアルファ波を確認する方法
 11.脳波トリアージの予備練習
 12.脳波トリアージのまとめ

入門編
第1章 まずは波の「形」から入ろう
 1.波形の名前と形─速い波と遅い波,高い波と低い波
第2章 spikeを攻略する
 1.形から入るspikeの覚え方
 2.背景活動の捉え方
第3章 背景活動を味方につける
 1.背景活動の判定
第4章 最強ツール「DSA」を使いこなす
 1.DSAで何がわかるのか?
 2.DSAでみる覚醒と睡眠
 3.DSAのバンド状パターンは後頭部優位律動(PDR)
 4.DSAのロジック
 5.カラースペクトラム(振幅)
 6.覚えておきたいDSAの正常パターンは2つ
 7.30分間のDSA変化(覚醒から睡眠)
 8.意識障害時のDSA判読
 9.正常な背景活動 vs. 意識障害のDSA
 10.意識障害時のDSA ?
第5章 はじめての「脳波トリアージ」?
 1.意識障害の脳波トリアージの練習

応用編
第6章 もう迷わない! トリアージしたその先の判断
 1.意識障害の脳波は2種類だけ
 2.意識障害の脳波診断の5ステップ
 3.2つのステップで発作リスクを判定
 4.ICUでNCSEを見逃さないために
第7章 意識障害にワンランク上のアプローチ
 1.ictal-interictal continuumとは
 2.治療方針を決めるうえで参考にしたいこと
第8章 症例トレーニングで自信をつける
 脳挫傷後の症候性てんかん
 頭部外傷後のてんかん重積状態
 敗血症でICU入室後の意識障害
 脳梗塞後の一過性の意識障害─DSAでNCSEを時短診断
 頭部外傷後の発作の群発