抗微生物薬のマネジメント戦略**中外医学社/倉井 華子/978-4-498-11724-2/9784498117242**

販売価格
6,930円(税込み)
ケースから考える抗菌薬・抗真菌薬の使い分け
編著
倉井 華子
出版社
中外医学社
分野
 
感染症・AIDS

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特集
新刊
販売期間
2024/04/11~
商品コード
9784498117242
発行 2024年4月
判型:A5判 436頁
ISBN 978-4-498-11724-2

監修:倉井 華子 / 伊東 直哉
著:寺田 教彦

その診断プロセスは正しいか? なぜその薬剤を選択するのか?

抗菌薬や抗真菌薬を適切に使い分けるための診断プロセスについて,その考え方は正しいのか, なぜその薬剤を選択するのか,といったマネジメントの考え方を対話形式で易しく丁寧に解説しました.感染症診療の原則や患者背景の整理,原因微生物の特徴といったポイントを押さえながら,抗微生物薬の投与に関わるすべての医療者が陥りやすい感染症診療の諸問題を徹底解説します.

【目 次】
I 感染症診療の基礎
 1.感染症診療の原則
 2.患者背景を整理する
 3.感染臓器の考え方
 4.原因微生物を推定する
 5.経験的治療薬の選択
 6.菌名・感受性判明後の治療薬選択
 7.治療期間の設定
 Column 1ペニシリン系抗菌薬概論
 Column 2セフェム系抗菌薬概論
 Topics 1ステロイドと免疫能低下
 Topics 2治療期間は7の倍数?

II 症例集
 1.尿路感染症
  Case 1-1 市中の尿路感染症1 経験的治療の選択方法
  Case 1-2 市中の尿路感染症2 標的治療の選択方法
  Case 1-3 尿路に異常のある患者の尿路感染症1
  Case 1-4 尿路に異常のある患者の尿路感染症2
  Case 1-5 重症な複雑性尿路感染症の治療戦略は?1
  Case 1-6 重症な複雑性尿路感染症の治療戦略は?2
 2.呼吸器感染症
  Case 2-1 市中肺炎 1 グラム染色の使い方
  Case 2-2 市中肺炎 2 培養結果を評価する
  Case 2-3  誤嚥性肺炎 アンピシリン・スルバクタム?セフトリアキソン?
  Case 2-4  免疫不全について考察する肺炎治療がうまくいかないとき 1
  Case 2-5  免疫不全について考察する肺炎治療がうまくいかないとき 2
 3.皮膚軟部組織感染
  Case 3-1 蜂窩織炎 1
  Case 3-2 蜂窩織炎 2
  Case 3-3 改善しない蜂窩織炎の原因は?
  Case 3-4 皮膚軟部組織の原因微生物は?
  Case 3-5 壊死性軟部組織感染症 1
  Case 3-6 壊死性軟部組織感染症 2
 4.感染性心内膜炎・血流感染
  Case 4-1 感染性心内膜炎 1
  Case 4-2 感染性心内膜炎 2
  Case 4-3 感染性心内膜炎 3
  Case 4-4 感染性心内膜炎 4
  Case 4-5 真菌血症の考え方 ? Candida血症の初期対応
  Case 4-6  真菌血症の
  菌名確定後のCandida血症マネジメント
 5.中枢神経感染
  Case 5-1 市中発症の髄膜炎 1
  Case 5-2 市中発症の髄膜炎 2
  Case 5-3 ウイルス性髄膜炎
  Case 5-4 術後髄膜炎 1
  Case 5-5 術後髄膜炎 2
 6.膿瘍性疾
  Case 6-1 膿瘍性病変 1
  Case 6-2 膿瘍性病変 2
  Case 6-3 膿瘍性病変 3
  Case 6-4 膿瘍性病変 4
  Case 6-5 合併症のある膿瘍性病変 1 脳膿瘍の経験的治療
  Case 6-6 合併症のある膿瘍性病変 2 脳膿瘍の標的治療
 7.感染症内科に相談のある症
  Case 7-1 発熱性好中球減少症 1
  Case 7-2 発熱性好中球減少症 2
  Case 7-3 入院中の患者さんの状態悪化
  Case 7-4 入院患者の急変時
  Case 7-5 感染臓器が絞れないとき 1
  Case 7-6 感染臓器が絞れないとき 2
  Column 3尿のグラム染色で考えるこ
  Column 4セフトリアキソンの投与量
  Column 5キノロン系抗菌薬の功罪
  Column 6抗菌薬の内服変更
  Column 7研修医が出合う真菌感染症
  Column 8研修医が用いる抗真菌薬アウトライン
  Column 9嫌気性菌感染症概論
  Column 10ESBL産生菌
  Column 11AmpC過剰産生菌
  Topics 3白癬症(水虫)の治療と診断
  Topics 4D-testって何ですか?
  Topics 5 ピペラシリン・タゾバクタムとバンコマイシン
  急性腎障害のリスク因子か?
  Topics 6黄色ブドウ球菌菌血症(SAB)の治療期間
  
III 微生物検査について
 1.細菌検査室 overview
 2.培養検査で用いる培地の種類
 3.菌名の同定方法
 4.感受性試験の種類
 5.微量液体希釈法とMIC(最小発育阻止濃度)
 Topics 7 抗菌薬選択のためにMIC(最小発育阻止濃度)
 するべき病態とは?
 Topics 8E-testを用いた薬剤感受性試験