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エッセンシャル栄養教育論 第5版**医歯薬出版/坂本 達昭/978-4-263-70538-4/9784263705384**

販売価格
3,630円(税込み)
編著
坂本 達昭
出版社
医歯薬出版
分野
 
栄養学

数量

販売期間
2024/09/02~
商品コード
9784263705384
発行 2024年9月
判型:B5判 232頁
ISBN 978-4-263-70538-4

編:坂本 達昭 / 井上 広子 / 早見 直美

最新の「管理栄養士国家試験出題基準」に対応した改訂版!

●健康栄養管理に直結する栄養教育のあり方を,理論に基づき検討し実践できる基本的な力をつけるための好評テキスト!

●最新の「管理栄養士国家試験出題基準」に対応した改訂版!

●各種指針,関連法規,栄養カウンセリング事例などをまとめた付録も充実.

【目 次】
基礎理論編
 1.栄養教育の概念

  栄養教育の目的・目標
   1)栄養教育の定義
   2)ヘルスプロモーション
    (1)ヘルスプロモーションとは
    (2)ポピュレーションアプローチとハイリスクアプローチ
   3)人々の健康状況と近年の健康政策
   4)食生活とその他の生活習慣
     ・身体活動・運動
     ・睡眠
     ・喫煙
  食生活の多様性
   1)食物の階層
   2)食物選択・食行動に影響する要因
    (1)生物学的に決定された行動の準備要因
    (2)食体験,生理的条件づけ,社会的条件づけ
    (3)個人内要因,個人間要因
    (4)環境要因
   3)人々の健康と地球環境
  栄養教育の対象と機会
   1)ライフステージ,ライフスタイルからみた対象と機会
   2)健康状態からみた対象と機会
   3)個人・組織・地域社会のレベル別にみた対象と機会

 2.行動科学理論と栄養教育
  行動科学理論の栄養教育への適用
   1)行動科学とは
   2)代表的な理論やモデル
    (1)刺激-反応理論
    (2)ヘルスビリーフモデル(健康信念モデル,保健信念モデル)
    (3)合理的行動理論と計画的行動理論
    (4)社会的認知理論(社会的学習理論)
     ・自己効力感
    (5)トランスセオレティカルモデル(行動変容段階モデル)
    (6)ソーシャルネットワーク
    (7)ソーシャルサポート
    (8)コミュニティオーガニゼーション
    (9)イノベーション普及理論
    (10)ヘルスリテラシー
    (11)ヘルスコミュニケーション
    (12)プリシード・プロシードモデル
    (13)ソーシャルマーケティング
    (14)生態学的モデル
   3)代表的な行動変容技法や概念
    (1)刺激統制法
    (2)行動置換法
    (3)拮抗法・反応妨害法
    (4)セルフモニタリング
    (5)認知再構成
    (6)目標宣言・行動契約
    (7)自己効力感(セルフ・エフィカシー)
    (8)ストレスマネジメント,ストレスコーピング
    (9)ソーシャルスキルトレーニング
    (10)再発予防訓練
  行動科学理論に基づく健康支援のプロセス
   1)問題行動の同定
   2)問題行動の分析
   3)健康支援の計画
   4)実践とその結果の共有・フィードバック・修正

 3.栄養カウンセリング
  カウンセリングの基本
   1)心理学の研究技法からみたカウンセリング
    (1)調査的面接法
    (2)相談的面接法
   2)カウンセリングの基本理論
    (1)カウンセリングの定義
    (2)援助を求めている人-クライアント
    (3)援助すること-カウンセラーの役割
     ・共感的理解
     ・無条件の肯定的配慮
     ・純粋さ
     ・傾聴
  栄養カウンセリングの特徴と基本姿勢
   1)栄養カウンセリングとは
   2)栄養カウンセリングを支える心理学的知見
    (1)カウンセリングの技法
    (2)行動の変化を促す面接法-認知行動療法
    (3)行動の変化を促す面接法-動機づけ面接法
    (4)摂食障害患者の治療や援助についての知識
  栄養カウンセリングの実際
   1)栄養カウンセリングの組み立て―個人を対象として考える
    (1)対象者との信頼関係の形成段階
    (2)面接の焦点づけのための情報収集の段階
    (3)具体的な話し合いの段階
    (4)まとめの段階
    (5)面接の際の注意点
   2)家族を対象とする場合
   3)集団を対象とする場合
    (1)栄養教育の視点から
     ・グループワークの具体例
    (2)栄養カウンセリングの視点から

 4.食環境づくりと栄養教育
  食環境づくり
   1)健康づくりのための環境整備の重要性と管理栄養士の役割
   2)健康づくりのための食環境整備
    (1)食物へのアクセス面の整備の例と留意点
    (2)情報へのアクセス面の整備の例と留意点
   3)自然と健康になれる環境づくりとは
     ・行動変容を促す仕掛け-ナッジ理論の応用
  組織づくり・地域づくりへの展開
   1)自助集団(セルフヘルプグループ)
   2)組織づくり,ネットワークづくり
   3)グループダイナミクス
   4)エンパワメント
   5)ソーシャルキャピタル

 5.栄養教育マネジメントI
  栄養教育マネジメントの枠組み
  健康・食物摂取状況のアセスメント
   1)実態把握のための調査方法
    (1)質問紙法
    (2)個人面接法
    (3)集団面接法
     ・フォーカスグループ
    (4)観察法
    (5)二次データの利用
   2)行動記録・行動分析によるアセスメント
   3)個人要因(知識,態度,スキル,行動)のアセスメント
   4)環境要因(家庭,組織,地域)のアセスメント
   5)優先課題の特定

 6.栄養教育マネジメントII
  栄養教育プログラムの作成i―目標設定の意義と方法
   1)問題行動をもたらす要因を分析する
   2)目標設定の意義と方法
   3)目標の種類とその内容
    (1)結果目標
    (2)行動目標
    (3)学習目標
    (4)環境目標
    (5)実施目標
   4)栄養教育プログラムの計画
  栄養教育プログラムの作成ii―実際の流れ
   1)学習者の決定
   2)全体計画・プログラム案・学習指導案の作成
    (1)全体計画の作成
    (2)プログラム案の作成
    (3)学習指導案の作成
   3)期間・時期・頻度・時間の設定
   4)場所の選択と設定
   5)実施者の決定とトレーニング
   6)教材の選択と作成
    (1)教材の必要性
    (2)教材の種類と特徴
   7)学習形態の選択
    (1)講義形式の種類と内容
    (2)討議形式の種類と内容
    (3)参加型学習の種類と内容
     ・体験学習(実習)
     ・コンクール
     ・ピアエデュケーション
     ・ワークショップ
    (4)不特定多数の集団を対象にした学習形態
    (5)個別学習に用いられる学習形態
  栄養教育プログラムの実施に必要なスキル
   1)コミュニケーションスキル
   2)プレゼンテーションスキル
  栄養教育プログラムの実施
   1)モニタリング
   2)実施記録・報告

 7.栄養教育マネジメントIII
  栄養教育の評価
   1)評価の目的
    (1)栄養教育の評価の目的
    (2)評価の定義
   2)評価のデザイン
    (1)実験デザイン
    (2)準実験デザイン
    (3)前後比較デザイン
    (4)ケーススタディデザイン
   3)評価の種類
    (1)企画評価
    (2)経過評価
    (3)影響評価(短期目標に関する評価)
    (4)結果評価(中・長期目標に関する評価)
    (5)総合的評価
   4)測定や手法の信頼性と妥当性
    (1)信頼性
    (2)妥当性
    (3)評価の妥当性
     ・バイアス(偏り)
     ・偶然
     ・反応効果
    (4)内的妥当性と外的妥当性
   5)評価結果のフィードバック
   6)経済評価
    (1)費用効果分析
    (2)費用便益分析
    (3)費用効用分析
    (4)感度分析と割引
   7)評価指標と評価基準の設定

実践応用編
 1.栄養教育に活用する基礎知識と教材

  食事摂取基準の栄養教育への活用
  わかりやすい食事チェック教材
   1)食品群
   2)1食または1日の献立構成を示す教材
    (1)食事バランスガイド
    (2)健康な食事
    (3)一汁三菜
  健康・栄養教育教材として活用する指針
   1)食生活指針
   2)運動指針
   3)休養指針
  健康な食生活管理に活用する知識
   1)食品表示法
   2)食品表示基準
   3)栄養成分表示のためのガイドライン
   4)特別用途食品
   5)保健機能食品
   6)外食料理栄養成分表示

 2.ライフステージ・ライフスタイルからみた栄養教育の実際
  多様な場(セッティング)におけるライフステージ別の栄養教育の展開
   1)ライフステージにおけるおもな栄養教育の場とその特徴
     ・妊娠期・授乳期
     ・乳幼児期
     ・学童期・思春期
     ・成人期
     ・高齢期
   2)栄養教育の場としてのオンラインの活用
  妊娠期・授乳期の栄養教育
   1)妊娠期・授乳期の栄養教育の特性と留意事項
     ・特性
     ・留意事項
   2)妊娠期・授乳期の栄養教育のためのアセスメント
     ・基本属性
     ・身体状況および健康状況
     ・生活状況
     ・知識,態度,価値観
     ・ソーシャルサポート
     ・その他
   3)妊娠期・授乳期の栄養教育プランニング
    (1)問題行動の抽出・要因分析
    (2)目標の設定
    (3)栄養教育プログラムの概要の計画
    (4)栄養教育案の作成
    (5)教材・教育方法の選択,学習形態の選定,スタッフの選定
   4)栄養教育の実施と評価
  乳幼児期の栄養教育
   1)乳幼児期の栄養教育の特性と留意事項
    (1)乳幼児期の心身の発育・発達と栄養
    (2)乳児期の栄養教育
     ・乳汁栄養期の栄養教育
     ・離乳期の栄養教育
    (3)幼児期の栄養教育
    (4)乳幼児期の栄養教育の特徴
   2)食事・生活リズムの形成と栄養教育
   3)味覚・嗜好の形成と栄養教育
   4)乳幼児期の栄養教育のためのアセスメント
     ・基本属性
     ・身体計測
     ・生化学的検査
     ・臨床診査
   5)乳幼児期の栄養教育プランニング
    (1)問題行動の抽出・要因分析
     ・授乳期
     ・離乳期
     ・幼児期
    (2)目標の設定
    (3)栄養教育プログラムの概要の計画
    (4)栄養教育案の作成
    (5)教材・教育方法の選択,学習形態の選定,スタッフの選定
    (6)栄養教育の実施と評価
     ・プログラムの実施法
     ・プログラムの評価法
     ・プログラムの修正,実践
  学童期の栄養教育
   1)学童期の栄養教育の特性と留意事項
   2)学童期の栄養教育のためのアセスメント
    (1)健康状態
     ・肥満および痩身傾向児
     ・食物アレルギー
    (2)食生活実態
     ・朝食欠食
     ・偏食
     ・孤食
     ・エネルギーや栄養素の摂取状況
   3)学校における食に関する指導(食育)の推進
    (1)栄養教諭制度の施行
    (2)学習指導要領にみる食育推進
    (3)学校給食が担う食育推進
   4)学童期の栄養教育プランニング
    (1)食生活の課題の抽出
    (2)食に関する指導に係る全体計画の作成
   5)食に関する指導の実施
    (1)給食の時間における食に関する指導
    (2)各教科等における食に関する指導
    (3)個別指導
    (4)地域の幼稚園・保育所,中学校との連携
   6)食に関する指導の評価
   7)ライフスキル形成に基礎を置く食生活教育プログラム
    (1)問題行動の抽出・要因分析
    (2)目標の設定
    (3)栄養教育プログラムの概要の計画
    (4)栄養教育案の作成
    (5)教材・教育法の選択
   8)栄養教育の実施と評価
     ・プログラムの実施
     ・プログラムの評価
  思春期の栄養教育
   1)思春期の栄養教育の特性と留意事項
   2)思春期の栄養教育のためのアセスメント
    (1)栄養摂取量・食品選択能力
    (2)やせ・肥満と適正体重
    (3)神経性やせ症
   3)中学生・高校生の栄養教育プランニング
    (1)問題行動の抽出・要因分析
    (2)目標の設定
    (3)栄養教育プログラムの概要の計画
    (4)栄養教育案の作成
    (5)教材・教育方法の選択,学習形態の選定
   4)栄養教育の実施と評価および改善
  ボディイメージとメディアリテラシー
    ダイエットの現状
    ボディイメージ
    重篤な摂食障害
    肥満と摂食障害の共通要因としてのボディイメージ
    メディアにより形成されるボディイメージ
    メディアリテラシー
    思春期を対象とした包括的な栄養教育の必要性
  成人期の栄養教育
   1)成人期の栄養教育の特性と留意事項
    (1)成人期の健康に関する現状と課題
     ・肥満とやせ
     ・運動習慣と身体活動
     ・睡眠
     ・更年期と更年期障害について
     ・特定健康診査・特定保健指導(特定健診・保健指導)
    (2)成人期の栄養状態の現状と課題
    (3)就業者に関する課題と取り組み
   2)成人期の栄養教育のためのアセスメント
   3)成人期の栄養教育プランニング
    (1)問題行動の抽出・要因分析
    (2)目標の設定
    (3)栄養教育プログラムの概要の計画
    (4)栄養教育案の作成
    (5)教材・教育方法の選択,学習形態の選定
   4)栄養教育の実施と評価
  高齢期の栄養教育
   1)高齢期の栄養教育の特性と留意事項
   2)高齢者の食事摂取基準
   3)高齢期の栄養教育のためのアセスメント
   4)高齢期の栄養教育プランニング
    (1)問題行動の抽出・要因分析
    (2)目標の設定
    (3)栄養教育プログラムの概要の計画
    (4)栄養教育案の作成
    (5)教材・教育方法の選択,学習形態の選定,スタッフの選定
   5)栄養教育の実施
   6)栄養教育の評価
   7)介護保険制度と栄養教育
    (1)一般介護予防事業
    (2)介護予防・生活支援サービス事業
    (3)予防給付によるサービス
    (4)介護給付によるサービス
  傷病者の栄養教育
   1)傷病者の栄養教育の特性と留意事項
   2)傷病者の栄養教育のためのアセスメント
   3)傷病者の栄養教育プランニング
    (1)問題行動の抽出・要因分析
    (2)目標の設定
    (3)栄養教育プログラムの概要の計画
    (4)栄養教育案の作成
   4)栄養教育の実施
    (1)プログラムの実施
    (2)栄養教育のモニタリング
   5)栄養教育の評価
  障害者の栄養教育
   1)障害者の栄養教育プログラムの検討
    (1)障害者の定義と現状
     ・身体障害
     ・知的障害
     ・精神障害
    (2)障害者の栄養教育の留意事項
     ・視覚障害
     ・聴覚障害
     ・肢体不自由
     ・知的障害
     ・精神障害
   2)障害者の栄養教育のためのアセスメント
   3)障害者の栄養教育プランニング
    (1)問題行動の抽出・要因分析
    (2)目標の設定
    (3)栄養教育プログラムの概要の計画
    (4)栄養教育案の作成
    (5)教材・教育方法の選択,学習形態の選定,スタッフの選定
   4)栄養教育の実施と評価
  アスリートの栄養教育
   1)アスリートの特性と栄養教育
     ・トレーニング期(準備期)
     ・調整期(試合期)
     ・休養期(移行期)
   2)成長期のスポーツ栄養
   3)アスリートの栄養教育プランニング
    (1)問題行動の抽出・要因分析
    (2)目標の設定
    (3)栄養教育プログラムの概要の計画
    (4)栄養教育案の作成
    (5)教材・教育方法の選択,学習形態の選定
   4)栄養教育の評価