学生のためのリハビリテーション医学概論 第4版**医歯薬出版/栢森 良二/978-4-263-26681-6/9784263266816**
発行 2024年9月
判型:B5判 328頁
ISBN 978-4-263-26681-6
初学者に最適のコンパクトに“リハ医学”を学べる好評テキスト第4版!
●2020年の第3版発行以来,4年ぶりの改訂.
●リハビリテーション医学を初めて学ぼうとする理学療法士,作業療法士,言語聴覚士などを対象とした基礎テキスト.
●今版では全章に手を入れ,各種データを最新にアップデートした.
【目 次】
第1章 リハビリテーションの理念
1 リハビリテーションという言葉
2 リハビリテーションの定義
3 リハビリテーションの成立過程
4 障害者の復権とその源泉
5 ノーマライゼーション
6 自立生活運動
7 ユニバーサルデザイン
8 社会リハビリテーションの発展
9 教育リハビリテーションの発展
第2章 リハビリテーションの対象と障害者の実態
1 医学的リハビリテーションの対象
2 リハビリテーション医学の対象
3 リハビリテーション医学と生物学的医学
4 障害児・者の実態
5 身体障害児・者の内訳
第3章 障害の階層とアプローチ
1 WHOの3つのファミリー
2 ICIDHからICFへ
3 ICFの分類項目
4 障害へのアプローチ
5 ICFによるアプローチ
6 病気と障害の相違
第4章 リハビリテーション評価学
1 障害の評価
2 身体計測
3 運動学
4 身体所見
5 運動機能
6 感覚障害
7 小児の運動発達
8 高次脳機能障害
9 ADLの評価
10 認知症の評価
11 電気生理学検査
第5章 リハビリテーション治療学
1 心理的アプローチ
2 廃用症候群
3 関節拘縮
4 筋力強化
5 全身運動
6 歩行練習
7 認知行動療法
8 リスク管理
9 リハビリテーションの流れと目標
第6章 ライフステージにおける障害特性
1 ライフサイクル
2 障害児の特性
3 青年期
4 成人期
5 老年期
6 ライフステージにおける障害アプローチ
第7章 高齢者のリハビリテーション
1 平均寿命と健康寿命
2 サルコペニアとフレイル
3 老年症候群
4 要支援と要介護の原因疾患
5 認知症
6 高齢者のリハビリテーションの原則
第8章 脳損傷のリハビリテーション 脳卒中,脳外傷,低酸素脳症との比較
1 脳血管障害
2 脳外傷
3 低酸素脳症
第9章 脊髄損傷のリハビリテーション
1 外傷性脊髄損傷の疫学
2 脊髄損傷の原因
3 脊髄の機能解剖
4 損傷タイプと病態
5 機能障害
6 活動制限
7 アプローチ
第10章 神経筋疾患のリハビリテーション
1 パーキンソン病
2 脊髄小脳変性症
3 筋萎縮性側索硬化症
4 脊髄性筋萎縮症
5 多発性硬化症
6 重症筋無力症と筋無力症候群
7 末梢神経障害
8 自律神経の機能と分類
第11章 運動器疾患のリハビリテーション
1 骨粗鬆症
2 変形性関節症
3 関節リウマチ
4 血友病性関節症
5 発育性股関節形成不全
6 ペルテス病
7 骨形成不全症
8 軟骨無形成症
9 骨折の治療
10 側弯症
11 足関節の捻挫
第12章 呼吸器疾患のリハビリテーション
1 肺炎
2 慢性閉塞性肺疾患
第13章 心血管系のリハビリテーション
1 心不全
2 虚血性心疾患
3 不整脈
4 心臓弁膜症
5 下肢慢性動脈閉塞症
第14章 肢体不自由児のリハビリテーション
1 脳性麻痺
2 筋ジストロフィー
3 二分脊椎
第15章 発達障害児・者のリハビリテーション
1 改正発達障害者支援法
2 自閉症スペクトラム
3 発達学習障害
4 注意欠如・多動性障害
5 トゥレット障害
6 選択性緘黙症
第16章 担がん患者のリハビリテーション
1 がんの部位別罹患数
2 リハビリテーションの特徴
3 がん治療後の障害評価
4 問題点とアプローチ
5 がんサバイバーシップ
第17章 精神障害の基礎事項
1 身体面の症状
2 心理面の症状
3 生活・行動面の変化
4 うつ病
5 双極性障害(躁うつ病)
6 統合失調症
7 パーソナリティ障害
8 神経症と心因反応(ストレス障害)
9 アルコール依存症
10 てんかん
第18章 災害医学とリハビリテーション
1 トリアージ
2 肺血栓塞栓症
3 心理的応急処置
4 被災者に接する7つのポイント
付表:ICF(国際生活機能分類)
MEMO
1-1 Physiatry/Physiatrist
1-2 Baruch委員会とRusk
1-3 星野富弘さんの活躍
1-4 ポリオ
2-1 療育の父─高木憲次
2-2 ポリオ・ワクチンについて
2-3 業務独占と名称独占
2-4 知的障害と精神薄弱について
3-1 健康の定義
5-1 下垂足と尖足について
5-2 球麻痺と仮性球麻痺
5-3 ポリオ後症候群
6-1 サリドマイド胎芽症
8-1 画像診断について
8-2 SPECTについて
8-3 除脳と除皮質肢位
11-1 ビタミンKと出血病
11-2 ビタミンKと抗血液凝固剤
11-3 アトラス
11-4 ルノワールと関節リウマチ
11-5 血友病とラスプーチン
11-6 RiemenbugelとPavlik
11-7 血友病と医原性AIDS
12-1 動脈血ガス圧(Torr)
13-1 ステントについて
13-2 肺塞栓症と下大静脈フィルター
14-1 重症心身障害児
15-1 Downについて