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フラップデザイン アドバンス編**クインテッセンス出版/水上 哲也/978-4-7812-1119-0/9784781211190**

販売価格
14,300円(税込み)
最新のフラップデザインのコンセプトと術式
編著
水上 哲也
出版社
クインテッセンス出版
分野
歯科学 一般

数量

販売期間
2025/03/10~
商品コード
9784781211190
発行 2025年3月
判型:A4判変型 192頁
ISBN 978-4-7812-1119-0

新しい低侵襲なフラップデザイン、最新のフラップデザインを解説!

新しい低侵襲なフラップデザインとして、片側型、EPPT、TWA、VISTA、J-shape incision、NIPSA、CTG wall techniqueとその改良型などが開発され、再生療法、イン プラント周囲炎の治療、根面被覆などに用いられるようになった。本書では、「低侵襲型」と「従 来型」のフラップデザインのコンセプトの違い、剥離からみたフラップデザイン、インプラント周 囲炎の再生療法とフラップデザイン、最新のフラップデザインについて解説したい。

【目 次】
FOREWORD
本書の目的
著者略歴

CHAPTER 1 「低侵襲型」と「従来型」のフラップデザインのコンセプトの違い
  大きなフラップ,小さなフラップ
  コンセプト
  4つのコンセプトの違い
    ・術野
    ・減張切開
    ・弁の断端の接触面積
    ・スペースメイキング
  歯間部切開とスペースメイキングの2つのパターン 
    ・【従来型】骨面からすべての軟組織を含める切開・剥離
    ・【低侵襲型】上皮側と骨欠損側に軟組織を切り分ける切開・剥離
  弁の断端の接触様式の違い
    ・従来型
    ・低侵襲型
  代表的な弁の断端の接合様式の3つのパターン
    弁の断端の内面を重ね合わせる様式(raw to raw)
    上皮を切除した歯肉の上に重ね合わせる様式(スリップ型のジョイント)
    弁の断端の直角的な面が正しく適合する方式(バットジョイント)
  「低侵襲型」と「従来型」の組み合わせ

CHAPTER 2 剥離からみたフラップデザイン
  弁の種類
    ・弁の種類――全層弁と部分層弁
    ・骨膜ポケット
  両側型フラップ(double flap)
  片側型フラップによる再生療法
  single flap approach(SFA)による再生療法
    ・頬側のみの single flap approach で,遠心に縦切開を行なって三角弁とした症例
    ・舌側のみの粘膜骨膜弁による single flap approach
  片側型フラップを用いた根面被覆
    ・Nelson の根面被覆のデザイン
    ・Tinti らの根面被覆のデザイン
    ・Zucchelliの根面被覆のデザイン
  片側型フラップを用いた根分岐部病変の再生療法
    ・根分岐部病変におけるアタッチメントロスと,その分類
    ・CBCT による3次元的評価
  片側型フラップを選択する条件とは?
  片側型フラップを用いた根分岐部病変への再生術式の実際
    ・EMD,骨移植の併用
    ・骨膜ポケットの応用
    ・メンブレンを用いた GTR 法
    ・CTG を併用した再生療法
    ・CTG により粘膜の厚みの改善を行なった症例
  envelope型か trapezoidal型か?

CHAPTER 3 インプラント周囲炎の再生療法とフラップデザイン
  インプラント周囲炎の罹患率・原因
    ・インプラント周囲炎の原因
  インプラント周囲炎の治療の流れ
    ・非外科治療
    ・インプラントの撤去とインプラント再埋入
  インプラント周囲炎の治療① 非外科的な原因除去治療
    ・STEP 1
    ・STEP 2
    ・STEP 3
  インプラント周囲炎の治療② 切除療法 
  インプラント周囲炎の治療③ 再生療法 
    原因除去治療
    再生療法の選択
    ・インプラント周囲炎に対する再生療法決定のための検討事項
    ・インプラント周囲炎特有の骨欠損形態の特徴
    ・インプラント周囲炎の特徴的な骨欠損の形態の分類
    ・インプラント周囲炎特有の軟組織の問題
    ・インプラント周囲軟組織に対する配慮と処置
    ・インプラント上部構造が取り外せるか否かの問題と,適応するフラップデザイン
    ・submerged type のフラップデザイン
    ・骨内欠損なのか,水平欠損を含む混合型の欠損なのか
  術前に適切な処置を行うことで submerged type のフラップデザインが可能となる場合
    ・弁のトリミングなどによって submerged type の術式が行える場合
  non-submerged type のフラップデザイン
    ・生理活性物質の使用と骨移植
    ・適切な位置への弁の設置と縫合
    ・必要に応じた上部構造の様式と形態の修正

CHAPTER 4 最新のフラップデザイン
  創傷部の安定を求めた M-MIST,single flap approach の混合型フラップ
    ・縦切開の追加
  根尖を超える重度の骨吸収をきたした歯周病罹患歯に三角弁にてアプローチした症例
  歯根吸収部へのアプローチのために三角弁を用いた症例(再生療法ではない)
  微小循環とフラップデザイン
    ・弁の裂開
    ・血流や灌流
    ・微小循環とフラップデザイン
  歯間乳頭を切り離さないフラップの誕生
    ・whale’s tail technique
    ・pouch-and-tunnel technique
  歯間乳頭を切り離さないフラップの台頭
  entire papill preservation technique(EPPT)
  EPPT における各切開線とそのバリエーション
    ・EPPT の縦切開
    ・EPPT の歯肉溝内切開
    ・EPPT の弁の剥離
  EPPT を適応した症例
  EPPT の改良型のフラップデザイン① tunnel wall approach(TWA)
    ・TWA の術式
  EPPT の改良型のフラップデザイン② double-sided entire papilla preservation technique
    ・頬側・舌側それぞれに EPPT を適応する術式
    ・double-sided(頬舌側)EPPTを適用した症例
    ・EPPT 適応のまとめ
  VISTA technique
  VISTA technique の応用① 1本の縦切開による VISTA technique
  VISTA technique の応用② BPP technique の改良型
   ―― VISTA のコンセプトをインプラント治療に応用
    ・buccal bone plate preservation technique(BPP technique)
    ・抜歯即時埋入インプラントで,正中の縦切開から骨移植を行った症例①②
  VISTA technique の応用③ modified-VISTA
    ・M-VISTA を応用した症例
  VISTA technique の応用④ J-shape incision( J の字切開)
   ―― VISTA と NIPSA の利点を合わせた切開
    ・M-VISTA まとめ
  non-incised papillae surgical approach(NIPSA)
    ・NIPSA と MIST の比較
  NIPSA の応用① 結合組織移植を併用した NIPSA
    ・歯肉退縮の抑制
    ・骨縁上付着の増加
  NIPSA の応用② 複数の縦切開を加える Ogawa の改良 NIPSA,EPPT,VISTA,NIPSA の特徴と使い分け
    ・限局した骨欠損
    ・EPPT の適応例・非適応例
    ・NIPSA と M-VISTA の適応例・非適応例 ――2~3歯にわたる骨欠損に対応できる NIPSA
  結合組織移植を併用した再生療法
    ・インプラント周囲の軟組織移植
    ・歯周組織再生療法と結合組織移植
  結合組織移植を併用した再生療法① CTG wall technique
    ・CTG wall technique
    ・改良型 CTG wall technique
  結合組織移植を併用した再生療法② 結合組織移植片の採取 
    ・脱上皮する遊離歯肉移植片
    ・口蓋の合併症
    ・嚢胞と上皮の取り残し

AFTERWORD