緩和ケアで必要なフィジカルアセスメント**青海社/森田 達也/978-4-910548-15-9/9784910548159**

販売価格
3,520円(税込み)
フロントライン緩和ケア
編著
森田 達也
出版社
青海社
分野
癌・腫瘍一般

数量

特集
新刊
販売期間
2025/07/07~
商品コード
9784910548159
発行 2025年7月
判型:B5判 176頁
ISBN 978-4-910548-15-9

緩和ケアで必須なフィジカルアセスメント

本書は,このような知識と経験の集合体となっている。日々の症状緩和で,「どうしてその症状が出ているのか」の判断を通して,病態に合わせた緩和治療を行う手助けとなる。そして,いまひとつ症状が取れないときに,次の一手を見つける手がかりとして,本書は役立つであろう。
エビデンスやガイドラインが重視される昨今,そこにのらない日々の工夫や,目に見えないけれど,地に足のついた実践を届けるシリーズの第一弾。

【目 次】
まえがき
執筆者一覧
  
Ⅰ 「その症状」の原因をフィジカルアセスメントではっきりさせる
  01 痛い─それがんの痛みなのか,実はがんじゃないのか
  02 吐き気の評価 ─お腹なのか,頭なのか,代謝が問題なのか
  03 おなかが張っている─それ腹水なのか,便秘なのか,どんな便秘なのか
  ペリスコープ がん性髄膜炎のフィジカルアセスメント
  ペリスコープ 終末期がん患者の消化管穿孔の症状
  04 息が苦しい─それ非がんなのか,実はがんじゃないのか,不安なのか
  05 息が苦しい─薬物療法(オピオイド・コルチコステロイド)の効果が期待できる症状なのか
  06 発熱─それは感染なのか,腫瘍熱なのか
  07 便秘─ただの便秘なのか,腸閉塞の初期症状なのか
  ペリスコープ 便秘を診る時の肛門のフィジカルアセスメント
  08 食欲不振─がん悪液質なのか,他に治せる原因はあるのか
  09 この死前喘鳴,1型?それとも2型?
  10 浮腫─低栄養(病状進行)でいいのか,他に治せる原因があるのか
  11 不安─気持ちの不安でいいのか,身体的な原因もあるのか
  
Ⅱ レスキュー薬が効かない時にフィジカルアセスメントで突破口を見つける
  01 呼吸困難でレスキュー薬を反復しても効かない時
  02 痛みでレスキュー薬を反復しても効果がない時
  03 悪心・嘔吐でレスキュー薬を反復しても効果がない時
  04 便秘でレスキュー薬を反復しても効果がない時
  05 せん妄でレスキュー薬を反復しても効果がない時
  06 不眠でレスキュー薬を反復しても効果がない時
  07 不安・焦燥でレスキュー薬を反復しても効果がない時
  
Ⅲ フィジカルアセスメントの役立つ場面
  01 亡くなる時期 ─そろそろなのか,まだ大丈夫なのか
  02 夜間の急変の徴候に気づくためのフィジカルアセスメント
  03 患者の安楽を知るためのフィジカルアセスメント
  ペリスコープ「眉間のしわは,苦しいのか」問題
  04 排尿の看護に活きるフィジカルアセスメント
  05 薬剤師が見逃してはいけない有害事象を見つけるフィジカルアセスメント
  06 苦痛の評価がしにくい時に苦しいのかを判断する
  
Ⅳ 事例で振り返るフィジカルアセスメント
  01 身体診察にまつわる実症例
  02 フィジカルアセスメントが役立った緩和ケアの事例