胡散臭くならない精神科面接のコツ**中外医学社/須田 史朗/978-4-498-22978-5/9784498229785**

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3,520円(税込み)
編著
須田 史朗
出版社
中外医学社
分野
精神医学

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特集
新刊
販売期間
2026/03/05~
商品コード
9784498229785
発行 2026年3月
判型:A5判 190頁
ISBN 978-4-498-22978-5

なぜ精神科医は胡散臭いのか?

長年にわたり臨床と教育に携わってきた著者が、独自の視点とユニークな筆致で精神科面接の基本と実践上の要点を解説します。初診・再診面接の進め方、引き継ぎ患者への対応、主要な精神疾患ごとの留意点などを取り上げ、「胡散臭くならない」ための具体的な視点と工夫を提示します。教科書では書けなかった実臨床におけるポイントや、効果的なトレーニング方法まで収録し、経験年数を問わず、精神科医の面接技術を確実に底上げする実践的な1冊です。

【目 次】
1章 「胡散臭い精神科医」とは
 1.精神医学は科学か,それとも似非科学か
 2.胡散臭い精神科医と思われないために私が気をつけていること
 3.患者の視点で考える,胡散臭い精神科医の特徴とは
   知識がない
   暗い
   決めつける
   核心をついてくれず,うわべだけ,言いたいことを引き出してくれない
   面倒臭そうにする
   怖い,話しにくい
   精神科診療ではどうなるのか
 4.胡散臭い精神科医にならないための十か条
   壱 ヒトがヒトのココロを扱うことの限界をわきまえる
   弐 診断技術は反復学習,頭の中にプロトタイプを作る
   参 内因性レジリエンスに勝るものはない
   肆 当たり前の治療は先人の経験の集積である
   伍 治療は患者さんのためのものであり,医師の自己満足のためのものではない
   陸 医療の現場に上下関係や利害関係を持ち込まない
   漆 持っている力の出し惜しみをしない
   捌 自分がいないと駄目になってしまう患者さんを作らない
   玖 どうすれば良いかわからない時は少しおせっかいな選択を
   拾 結果的に患者さんが改善すれば,大抵のことは許される

2章 「胡散臭くならない」ための精神科面接の基本
 1.「胡散臭くならない」ための精神科面接における基本的な手法
   精神科面接における基本的な手法
   ラポールの形成
   魚心あれば水心あり〜他人は自分を映す鏡である〜
   ラポールの形成の意義
   おまけ:診療録への記載における留意点
 2.初診/再診での面接
   初診での面接
   再診での面接
 3.引き継ぎ再診での面接における留意点
   患者さん側の要因
   精神科医側の要因

3章 精神科面接におけるコツ
 1.精神科の臨床で絶対にやってはいけないことは存在する
   絶対にやってはいけないこと
   相対的にやってはいけないこと
 2.五感をフルに使って診察する
   視覚
   聴覚
   嗅覚
   味覚
   触覚
   第六感
 3.治療方針の相談の仕方 SDMとは
   SDMを必ず行わなければならない場面
   普段の臨床のSDM
   おまけ:上級医との治療方針の相談の仕方
 4.精神科面接で生じやすい誤解について
   誤解のメカニズム
   患者さんに生じやすい誤解
   誤解を招かない対処法
 5.患者さんからの依存(+ついでに依存性パーソナリティ症の解説)
   依存性パーソナリティ症とは
   依存の程度を見極める
   通常の臨床現場では,依存の多くは良性である
   面接法の具体例
 6.患者さんからの転移(+ついでに受動的攻撃行動とボーダーラインパーソナリティ症の解説)
   転移
   投影
   投影性同一視
   ボーダーラインパーソナリティ症
 7.切開は少ないほうが良い どこまで患者さんの感情に切り込むか
   患者さんの転移,投影,投影性同一視をどう考えるか
   精神分析療法は侵襲性のある治療になるかもしれない
   必殺「なかったことにしてしまう」
   流せない場合はどうするか
   転移の対処とコツ
   投影と投影性同一視の対処と具体例
 8.胡散臭くならない手の抜き方 常に120%で挑むのは現実的でない

コラム
 ・患者を叱るべきか否か
 ・マスク越しの診療から考えたこと
 ・精神科診断は国境を越えるかもしれない,という話
 ・退かぬ,媚びぬ,顧みぬ

あとがきというか,まとめというか