クッシング症候群診療マニュアル 改訂第3版**診断と治療社/成瀬 光栄/978-4-7878-2744-9/9784787827449**
発行 2026年4月
判型:B5判 352頁
ISBN 978-4-7878-2744-9
【監 修】
成瀬 光栄(武田総合病院内分泌センター・臨床研究センター)
平田 結喜(兵庫県予防医学協会・健康ライフプラザ健診センター)
【編 集】
方波見 卓行(聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 代謝・内分泌内科)
髙橋 裕(奈良県立医科大学 糖尿病内分泌内科学)
【編集協力】
沖 隆(浜松北病院 糖尿病内分泌センター)
田辺 晶代(国立国際医療センター 糖尿病内分代謝科)
好評を博してきた『クッシング症候群診療マニュアル』が,約10年を経て待望の改訂! 全面的に内容を見直し,この間の進展と最新知を集約しました.クッシング症候群の基礎から臨床までの知見を余すところなく解説し,診断・治療のポイントとピットフォールを満載.クッシング症候群にかかわるすべての臨床医必読の一書です.
【目 次】
口絵カラー
推薦の言葉(改訂第3版)
推薦の言葉(改訂第2版)
推薦の言葉(初版)
序文(改訂第3版)
序文(改訂第2版)
序文(初版)
「内分泌シリーズ」について(改訂第3版)
「内分泌シリーズ」について(改訂第2版)
内分泌疾患「診療マニュアルシリーズ」について(初版)
執筆者一覧
略語一覧
Ⅰ 基礎編
A クッシング症候群を深く理解するために大切な病態生理学―診断・治療がなぜ難しいのか―
B CRH
1 CRHの基礎知識
化学構造・合成・分泌調節・作用・受容体・細胞内情報伝達系
2 CRHの測定法
C ACTH
1 ACTHの基礎知識
化学構造・合成・分泌調節・作用・受容体・細胞内情報伝達系
2 ACTHの測定法
D コルチゾール
1 コルチゾールの基礎知識
a.化学構造・合成・分泌調節・作用
b.受容体・細胞内情報伝達系
2 コルチゾールの測定法
a.免疫学的測定法
b.LC MS/MS
E DHEA
1 DHEAの基礎知識
化学構造・合成・分泌調節・作用・受容体・細胞内情報伝達系・測定法
Ⅱ 臨床編(総論)
クッシング症候群に関連した用語について
A クッシング症候群の病態・疫学
B クッシング症候群の定義・病型分類
C 慢性高コルチゾール血症による多様な病態生理,注意すべき合併症,薬物療法①高血圧,糖尿病,脂質異常症,心血管合併症
D 慢性高コルチゾール血症による多様な病態生理,注意すべき合併症,薬物療法②骨合併症,静脈血栓塞栓症
E 慢性高コルチゾール血症による多様な病態生理,注意すべき合併症,薬物療法③感染症,免疫(免疫再構築症候群を含む),精神神経
F クッシング症候群の機能検査
1 血中・尿中コルチゾール
2 唾液中コルチゾール
3 日中変動
4 デキサメタゾン抑制試験
5 CRH試験
6 DDAVP試験
7 メチラポン試験
8 迅速ACTH試験
9 下錐体静脈洞・海綿静脈洞サンプリング
G クッシング症候群の画像検査
1 クッシング症候群の視床下部・下垂体の画像検査
2 クッシング症候群の副腎の画像検査
3 クッシング症候群のその他の画像検査
Ⅲ 臨床編(各論)
A ACTH依存性クッシング症候群
1 ACTH依存性クッシング症候群の最近の動向
2 ACTH依存性クッシング症候群の鑑別診断のアルゴリズム
3 クッシング病
a.病態生理・診断
b.治療
(1)外科的治療
(2)術後の補充療法
(3)放射線治療 菅原 明
(4)定位放射線治療:ガンマナイフ
(5)定位放射線治療:サイバーナイフ
(6)クッシング病の内科的治療
c.合併症・予後・QOL
d.クッシング病の病理
4 クッシング病の関連疾患
a.サブクリニカルクッシング病
b.特殊な組織型
c.ネルソン症候群
d.周期性クッシング症候群
e.偽性クッシング症候群
f.遺伝性クッシング症候群(MEN等),およびMAS
5 異所性ACTH産生腫瘍
a.病態生理・診断
b.治療
c.合併症・予後
d.病理組織
B ACTH非依存性クッシング症候群
1 ACTH非依存性クッシング症候群の最近の動向
2 ACTH非依存性クッシング症候群の診断と治療のアルゴリズム他
3 クッシング症候群
a.病態生理・診断
b.治療
(1)手術療法
(2)後腹膜アプローチ内視鏡手術
(3)先端型ミニマム創内視鏡下副腎摘除術
(4)アブレーションによる治療
(5)術後の補充療法
(6)薬物療法
c.合併症・予後・QOL
d.ACTH非依存性クッシング症候群の病理
e.病理組織
4 クッシング症候群の関連疾患
a.サブクリニカルクッシング症候群
(1)概念と診断基準他
(2)海外の基準
(3)診断,治療の課題
(4)合併症・予後・QOL
(5)手術適応と意義,術後の補充療法
b.BMAD
(1)病態と成因
(2)診断と治療
(3)外科的治療
(4)BMADの病理
c.PPNAD
(1)診断と治療
(2)病理組織
d.副腎皮質癌によるクッシング症候群
e.両側線腫によるクッシング症候群
f.原発性アルドステロン症との合併例
g.小児期のクッシング症候群
h.コモンディジーズにおけるクッシング症候群
i.副腎性クッシング症候群寛解後の問題点
j.妊娠とクッシング症候群
k.高齢者でのクッシング症候群
l.クッシング症候群と血栓症
m.クッシング症候群での認知機能障害
n.食事依存性クッシング症候群
5 ステロイド治療に伴う病態
a.医原性クッシング症候群
b.ステロイド治療の合併症と病態
Ⅳ トピックス
1 副腎腫瘍の尿中ステロイドプロフィル
2 ACTH産生下垂体腫瘍と今後期待される薬剤
3 徐放型グルココルチコイド製剤
4 iPS細胞由来下垂体ACTH産生細胞による再生医療
5 ステロイド産生細胞と再生医療
6 コルチゾール産生腺腫の体細胞バリアントとホルモン産生能,腫瘍径
7 クッシング症候群の早期診断の現状と課題
8 副腎皮質癌の非侵襲的診断法
9 クッシング症候群における癌合併リスク
10 副腎皮質癌での個別化医療
11 コルチゾール過剰症における局在診断
Information
・クッシング病の診療における各ガイドラインの比較
・コルチゾール産生病変のWHO分類(第5版):改訂のポイント
・WHO下垂体腫瘍の病理学的分類(PitNET)と課題
コラム
・Edward C.Kendall(1886~1972)
・Choh H.Li(1913~1987)
・Grant W Liddle(1921~1989)
・Rosalyn S.Yalow(1921~2011)
・Kalman T.Kovacs(1927~2022)
・Jules Hardy(1932~2022)
・阿部 薫(1933~2012)
・David N.Orth(1933~)
・Wylie W.Vale(1941~2012)
・Harvey W.Cushing(1869~1939)
・Edward H.Oldfield(1947~2017)とJohn L.Doppman(1928~2000)