認知症のある方の能力を活かす**三輪書店/佐藤 良枝/978-4-89590-881-8/9784895908818**

販売価格
3,960円(税込み)
事例から読み解く対応の工夫
編著
佐藤 良枝(Dementia Careゼミナール)
出版社
三輪書店
分野
リハビリテーション技術

数量

特集
新刊
販売期間
2026/04/13~
商品コード
9784895908818
発行 2026年4月
判型:B5判 210頁
ISBN 978-4-89590-881-8

長年,認知症のある方に寄り添い続けた臨床家が託す理論と実践のバトン

わが国では,高齢化の進展とともに認知症と診断される方が増加しており,軽度認知障害のある方も含めると1,000万人を超えたと推計されている.作業療法士として「認知症のある方」の援助に携わってきた著者が,日々試行錯誤する若い援助職に向けて,先達や認知症のある方々から受け取った努力の蓄積のバトンを託す.長年培った対応の工夫を,具体的な事例を挙げて惜しみなく解説.認知症のある方に関わるすべての方に.

【目 次】
はじめに
  
Chapter 1 基本的な考え方
  1?基本的な考え方
  2?関与しながらの観察
  3?援助の視点をゆるがせにしない
  4?能力を見いだす
  5?答えは浮かび上がってくる
  
Chapter 2 事例から読み解く基礎知識
  1?知識があるから観察できる
  2?記憶障害
  3?見当識障害
  4?視空間認知障害
  5?構成障害
  6?遂行機能障害
  7?観念性失行
  8?嚥下失行
  9?幻視と錯視
  10?視覚的被影響性亢進
  11?口唇傾向
  12?オーラルジスキネジア
  
Chapter 3 事例から読み解く声かけの工夫の考え方
  1?声かけの工夫を考え直す
  2?声かけの工夫:聴覚情報(声)
  3?声かけの工夫:聴覚情報(量)
  4?声かけの工夫:聴覚情報(質「援助の言葉・意思表明の言葉」)
  5?声かけの工夫:聴覚情報(質「目的の言葉・手段の言葉」)
  6?声かけの工夫:聴覚情報(質「その他」)
  7?声かけの工夫:視覚情報
  
Chapter 4 認知症のある方を担当したら
  1?評価を組み立てる
  2?初対面の挨拶
  3?コミュニケーション能力を評価
  4?非構成的場面の活用
  5?構成的場面での工夫
  6?集団の運営にあたって
  7?予防的対応を心がける
  
Chapter 5 事例から読み解くBPSDへの対応の工夫
  1?帰宅要求のある方への対応
  2?怒りっぽい方への対応
  3?多訴の方への対応
  4?「あそこに行く!」意味不明な立ち上がり
  5?歩けないのに立ち上がってしまう方
  6?食事に関する困りごと
  7?上肢操作能力が食べ方に影響
  8?対応に困ったときにすべきこと
  
Chapter 6 事例から読み解く身体的なリハビリテーション
  1?身体的なリハビリテーションの考え方
  2?ポジショニング
  3?スポンジリハビリテーション
  4?二項関係のリハビリテーション
  5?立ち上がり
  6?立位訓練
  7?歩行介助
  8?歩行補助具の選択と注意点
  9?大声,暴言にとらわれない
  10?特性を否定しない
  
Chapter 7 Activity概論
  1?Activityの考え方
  2?適切なActivityとは何か
  3?Activityの選択
  4?生活歴を基にアレンジ
  5?「操作対象に工程を語らせる」
  6?その人らしさとは何か
  7?Activityは時空を超越する
  8?Activityを拒否されたとき:情報収集のチャンス
  9?Activityを拒否されたとき:生活歴聴取
  10?Activityを拒否されたとき:戦略的待機
  11?Activityを拒否されたとき:体験談
  
Chapter 8 お勧めActivityと工夫のいろいろ
  1?塗り絵
  2?ちぎり絵
  3?切り紙
  4?毛糸モップ
  5?スクラッチアート
  6?ペットボトルリリアン
  7?指編み
  8?ひも三つ編み
  9?間違い探し
  10?縫い物
  11?書字
  12?オーブン陶芸
  13?パズル
  14?音楽鑑賞
  15?歌
  16?ラジオ体操第1
  17?バランスボール
  18?重ね文字並べ替え
  19?3と7の倍々体操
  20?じゃんけんリレー
  21?NHKアーカイブス「回想法ライブラリー」
  
Chapter 9 事例から読み解く暮らしの工夫
  1?「対象に語らせる」
  2?家電製品
  3?お薬カレンダー
  4?衣類の選択
  5?履物の選択
  6?靴下の選択
  7?日課を伝える
  8?その他便利グッズ
  
Chapter 10 目標設定について
  1?目標設定の重要性
  2?事例から考える目標設定
  3?目標設定の練習方法
  4?目標こそが羅針盤
  
Chapter 11 多職種連携について
  認知症のある方にとってよりよい連携を構築するために
  
Chapter 12 支援の現場で覚える違和感
  1?ケアは統一すべきか
  2?まず「なじみの関係」を築くべきか
  3?「褒めてあげることが大事」は本当か
  4?「刺激がないと進行する」は本当か
  5?話を逸らす
  6?「“認知”の人」という表現への違和感
  7?「否定してはいけない」は本当か
  
Chapter 13 対人援助職の思考過程での罠
  1?対人援助職の思考過程の傾向
  2?観察力を磨くトレーニング
  
おわりに