クライオバイオプシー 凍結肺生検**南山堂/田坂 定智/978-4-525-26201-3/9784525262013**

販売価格
6,600円(税込み)
基本手技から応用まで
編著
田坂 定智(弘前大学大学院 医学研究科 呼吸器内科学講座)
出版社
南山堂
分野
呼吸器一般

数量

特集
新刊
販売期間
2026/06/10~
商品コード
9784525262013
発行 2026年6月
判型:B5判 99頁
ISBN 978-4-525-26201-3

呼吸器内科に必須の新技術,クライオバイオプシー.その初めての解説書!

クライオバイオプシーはまったく新しい肺生検技術である.従来の鉗子生検より大きな組織が得られる一方で,出血や気胸のリスクも高まる.工夫や応用についての議論が盛んなホットトピックとなっている.
全国の呼吸器内科施設で急速に導入が進むクライオバイオプシーについて,本邦初の解説書.

【目 次】
第I部 総論 原理,手技,合併症などの基本情報
 第1章 対象疾患

  1.中枢気道病
   はじめに
   中枢病変に対するクライオプローブ使用の利点
   施術手順とピットフォール
   想定される合併症
    出血
    穿孔
   治療への応用
   おわりに
  2.末梢肺病変
   孤立性肺病変における従来の気管支鏡診断とクライオバイオプシー
   感染症におけるクライオバイオプシー
   器質化・肉芽腫性病変におけるクライオバイオプシー
   肺移植後の拒絶反応診断におけるクライオバイオプシー
   1.1mmクライオプローブの活用
   おわりに
  3. びまん性肺疾患
   びまん性肺疾患の鑑別診断と肺生検
   TBLCとSLBの位置付け
   びまん性肺疾患に対するTBLCの流れ
    準備
    検査の進め方
   合併症と対策
    気胸
    出血
   おわりに
  4.気道異物除去
   はじめに
   気道異物の臨床
   気道異物除去について
    クライオプローブが導入される以前の気道異物除去
    クライオプローブによる気道異物除去
   おわりに
  
 第2章 施設の準備
   はじめに
   施行室の環境整備
   人的体制とスタッフの役割
   麻酔計画と気道管理
   合併症対策としての整備
   まとめ
  
 第3章 機器
   はじめに
   クライオ装置
   クライオプローブ
   気管支鏡
   その他のデバイス
    気管チューブ・バルーンカテーテル
    バルーンカテーテル
    radial EBUS・ガイドシース
  
 第4章 原理
   はじめに
   ジュール・トムソン効果
    分子間力の仕事効果
    分子自体の体積の影響
   クライオプローブ
    凍結接着
    凍結脆化
  
 第5章 教育(難易度)
   はじめに
   導入に向けて
   クライオ生検の施行医
   修練医の教育
   アンケートと結果
   修練医がクライオ生検を行うとき,どのような症例が適切か?
   おわりに
  
 第6章 プローブの使い分け
   はじめに
   びまん性肺疾患
   末梢病変
   中枢気道
   胸膜疾患(胸膜中皮腫,結核性胸膜炎など)
  
 第7章 手技
   はじめに
    気管支鏡の挿入
    凍結
    組織の回収
   びまん性肺疾患に対するクライオバイオプシー
    事前準備(挿管チューブ,フォガティーカテーテル)
    ファイバー挿管
    フォガティーカテーテルの誘導,バルーンの拡張確認
    クライオプローブの挿入と生検
    止血操作(バルーン閉塞・2スコープ法)
    組織の回収
   肺腫瘍に対するクライオバイオプシー
    中枢気道病変
    末梢肺病変
   異物除去
   おわりに
  
 第8章 合併症とその対策
  1.気胸
   クライオバイオプシーの有用性と合併症
   気胸の発生頻度
   気胸の発生機序とその病態
   気胸の診断
    臨床症状
    身体所見
    画像診断
   自験例
   対策と予防
    採取部位の適切な選択
    凍結条件の調整
    検査手技の工夫
    検査後の管理
   気胸発生後の管理上の注意点
   おわりに
  2.出血
   はじめに
   クライオ生検の出血頻度
   出血のリスク因子と症例選択
   クライオ生検時の出血に対する止血戦略
    バルーン閉塞法
    two-scope法
    チューブウエッジ法
    dual-scope法
    鉗子孔・シースからの検体の直接回収
   重篤な出血時の対応
  
第Ⅱ部 各論 クライオバイオプシーの意義+有用であった症例の紹介
 第1章 びまん性肺疾患

   はじめに
   症例提示
    症例1 間質性肺疾患だと思っていたら腺癌が検出された1例
    症例2 UIPパターンを認め線維化の進行が予測された皮膚筋炎関連間質性肺疾患の1例
    症例3 心エコー所見正常だが肺血管障害が疑われたMCTD関連間質性疾患の1例
    症例のまとめ
   おわりに
  
 第2章 悪性腫瘍
   はじめに
   悪性腫瘍における適応と実際
    近年の主要な報告とエビデンス
    検体回収法の種類と使い分け
   再生検および分子解析への応用
   検体品質と病理学的特性
   症例提示
    症例1 中枢気道内病変のdebulking
    症例2 adjacent toの小結節の診断
    症例3 すりガラス陰影を含む結節の診断
    症例4 癌性リンパ管症の確定診断例
    症例5 浸潤性粘液性腺癌(IMA)の診断
   教育と導入の実際
   今後の展望
   まとめ
  
 第3章 感染性肺疾患
   はじめに
   微生物学的検査単独の限界と,TBLCの意義
   呼吸器感染症診断におけるTBLC
    抗酸菌
    真菌
    寄生虫
    ウイルス
    細菌
   安全性
   まとめ