日本うつ病学会 うつ病診療ガイドライン 2025**医学書院/日本うつ病学会/978-4-260-06533-7/9784260065337**
発行 2026年6月
判型:B5判 296頁
ISBN 978-4-260-06533-7
監修:日本うつ病学会
編集:うつ病診療ガイドライン作成ワーキンググループ
うつ病診療を読み解く確かな地図。個別性の高い診療支援へ、ゼロベースで刷新。
ゼロベースから全面的に再構築されたガイドライン。システマティックレビューによりエビデンス総体を評価し、益と害のバランスを勘案のうえ、最適と考えられる推奨を提示する。臨床的必要性に即した構成のもと、ライフステージ、重症度、治療フェーズに応じた個別性の高い診療を実現。患者と医療者の相互理解と納得のもとで治療選択を支援する。複雑なうつ病診療で迷わないための、確かな地図となる一冊。
【目 次】
第1章 治療計画の策定
BQ1-1 うつ病はどのような疾患か
BQ1-2 うつ病の診断の進め方はどのようなものか
BQ1-3 うつ病の症状・経過の多様性はどのように診断に反映されるのか
BQ1-4 うつ病治療の基本的な進め方はどのようなものか
BQ1-5 ライフステージごとにどのような配慮が必要か(児童・思春期,成人,周産期,老年期)
BQ1-6 うつ病に併存する身体疾患にはどのような配慮が必要か
BQ1-7 うつ病の治療において,どのような場合に入院を検討すべきか
BQ1-8 治療中の自殺関連行動に,どのように対処することが望ましいか
BQ1-9 うつ病の治療において,どのような生活習慣が望ましいか
第2章 軽度うつ病
BQ2-1 軽度うつ病の治療開始に際して考慮すべきことはなにか
CQ2-2 軽度うつ病に対する治療法はなにか(治療総論)
CQ2-3 軽度うつ病に抗うつ薬は有用か
CQ2-4 軽度うつ病に精神療法は有用か
第3章 中等度/重度うつ病
BQ3-1 中等度/重度うつ病の治療開始に際して考慮すべきことはなにか
CQ3-2 中等度/重度うつ病に対する治療法はなにか(治療総論)
CQ3-3 中等度/重度うつ病に新規抗うつ薬は有用か
CQ3-4 中等度/重度うつ病に精神療法は有用か
CQ3-5 うつ病の急性期療法として電気けいれん療法(ECT)は有用か
CQ3-6 中等度/重度うつ病に治療初期からの2剤の抗うつ薬併用療法は有用か
CQ3-7 中等度/重度うつ病に抗うつ薬とベンゾジアゼピン系抗不安薬および睡眠薬の併用療法は有用か
第4章 児童・思春期うつ病
BQ4-1 児童・思春期うつ病の治療開始に際して考慮すべきことはなにか
CQ4-2 児童・思春期うつ病に対する治療法はなにか(治療総論)
CQ4-3 児童・思春期うつ病に精神療法は有用か
CQ4-4 児童・思春期うつ病に抗うつ薬は有用か
CQ4-5 児童・思春期うつ病に対してその他の有用な治療はなにか
第5章 周産期うつ病
BQ5-1 周産期うつ病の治療開始に際して考慮すべきことはなにか
CQ5-2 周産期うつ病に対する治療法はなにか(治療総論)
CQ5-3 妊娠中のうつ病に抗うつ薬は有用か
CQ5-4 周産期の抑うつ状態に精神療法は有用か
CQ5-5 産後うつ病に抗うつ薬は有用か
第6章 老年期うつ病
BQ6-1 老年期うつ病の治療開始に際して考慮すべきことはなにか
CQ6-2 老年期うつ病に対する治療法はなにか(治療総論)
CQ6-3 老年期うつ病に精神療法は有用か
CQ6-4 老年期うつ病に抗うつ薬は有用か
CQ6-5 老年期DTD(難治性抑うつ)に対する薬物療法はなにか
CQ6-6 老年期うつ病にニューロモデュレーション(ECT, rTMS療法)は有用か
CQ6-7 老年期うつ病に対してその他の有用な治療はなにか
第7章 特定用語
BQ7-1-1 不安性の苦痛を伴ううつ病の治療開始に際して考慮すべきことはなにか
CQ7-1-2 不安性の苦痛を伴ううつ病に対する治療法はなにか(治療総論)
BQ7-2-1 混合性の特徴を伴ううつ病の治療開始に際して考慮すべきことはなにか
CQ7-2-2 混合性の特徴を伴ううつ病に対する治療法はなにか(治療総論)
BQ7-3-1 メランコリアの特徴を伴ううつ病の治療開始に際して考慮すべきことはなにか
CQ7-3-2 メランコリアの特徴を伴ううつ病に対する治療法はなにか(治療総論)
BQ7-4-1 非定型の特徴を伴ううつ病の治療開始に際して考慮すべきことはなにか
CQ7-4-2 非定型の特徴を伴ううつ病に対する治療法はなにか(治療総論)
BQ7-5-1 精神症性の特徴を伴ううつ病の治療開始に際して考慮すべきことはなにか
CQ7-5-2 精神症性の特徴を伴ううつ病に対する治療法はなにか(治療総論)
CQ7-5-3 精神症性の特徴を伴ううつ病において,抗うつ薬と抗精神病薬の併用療法はそれぞれの単剤より有用か
CQ7-5-4 精神症性の特徴を伴ううつ病において,抗うつ薬と抗精神病薬の併用療法で改善した患者の維持期治療として併用療法はそれぞれの単剤より有用か
BQ7-6-1 カタトニアを伴ううつ病の治療開始に際して考慮すべきことはなにか
CQ7-6-2 カタトニアを伴ううつ病に対する治療法はなにか(治療総論)
BQ7-7-1 季節性のパターンを伴ううつ病の治療開始に際して考慮すべきことはなにか
CQ7-7-2 季節性のパターンを伴ううつ病に対する治療法はなにか(治療総論)
第8章 不眠症状を伴ううつ病
BQ8-1 不眠症状を伴ううつ病の治療開始に際して考慮すべきことはなにか
CQ8-2 不眠症状を伴ううつ病に対する治療法はなにか(治療総論)
CQ8-3 不眠症状を伴ううつ病に抗うつ薬と睡眠薬の併用療法は抗うつ薬の単剤と比べて有用か
CQ8-4 不眠症状を伴ううつ病に鎮静作用を有する向精神薬(抗うつ薬,抗精神病薬など)は有用か
CQ8-5 不眠症状を伴ううつ病に不眠に対する認知行動療法(CBT for insomnia:CBT-I)は有用か
第9章 後続治療
BQ9-1 初期治療で十分な効果が得られなかったうつ病に後続治療(next-step treatment)を開始する際,考慮すべきことはなにか
CQ9-2 初期治療で十分な効果が得られなかったうつ病患者の後続治療の方法はなにか(治療総論)
CQ9-3 初期治療で十分な効果が得られなかったうつ病の後続治療として現在使用している抗うつ薬を増量することは有用か
CQ9-4 初期治療で十分な効果が得られなかったうつ病の後続治療として別の抗うつ薬へ切り替えることは有用か
CQ9-5 初期治療で十分な効果が得られなかったうつ病の後続治療として別の抗うつ薬による補助療法は有用か
CQ9-6 初期治療で十分な効果が得られなかったうつ病の後続治療として抗精神病薬による補助療法は有用か
CQ9-7 初期治療で十分な効果が得られなかったうつ病の後続治療として別の抗うつ薬や抗精神病薬以外の薬剤による補助療法は有用か
CQ9-8 初期治療で十分な効果が得られなかったうつ病の後続治療として精神療法による付加的治療を行うことは有用か
第10章 さらなる段階の治療
BQ10-1 後続治療で十分な効果が得られなかったうつ病患者の治療開始に際して考慮すべきことはなにか
CQ10-2 後続治療で十分な効果が得られず,さらなる段階の治療を要する際の治療法はなにか(治療総論)
CQ10-3 2剤以上の抗うつ薬治療に効果が不十分なうつ病に抗精神病薬による補助療法は有用か
CQ10-4 2剤以上の抗うつ薬治療に効果が不十分なうつ病に気分安定薬による補助療法は有用か
CQ10-5 2剤以上の抗うつ薬治療に効果が不十分なうつ病に精神療法による付加的治療は有用か
CQ10-6 2剤以上の抗うつ薬治療で効果が不十分なうつ病に電気けいれん療法(ECT)による付加的治療は有用か
CQ10-7 DTD(難治性抑うつ)に反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)療法による付加的治療は有用か
第11章 維持期治療
BQ11-1 うつ病の維持期治療において考慮すべきことはなにか
CQ11-2 寛解後の維持期の治療法はなにか(治療総論)
CQ11-3 抗うつ薬で寛解したうつ病患者に抗うつ薬の継続は有用か
CQ11-4 補助療法で寛解したうつ病患者において追加薬の継続は有用か
CQ11-5 薬物療法で寛解したうつ病患者に精神療法を行うことは有効か
CQ11-6 電気けいれん療法(ECT)によって反応または寛解したうつ病の維持期治療においてECTは有用か
CQ11-7 急性期反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)療法で反応または寛解したうつ病の維持期治療において,rTMS療法は有用か
トピックス
トピックス1 診断基準を満たさない閾値下の抑うつエピソード
トピックス2 うつ病に対する精神療法
トピックス3 うつ病治療における漢方薬
トピックス4 時間生物学的治療
トピックス5 労働者のうつ病
トピックス6 抗うつ薬の薬物相互作用
トピックス7 今後期待される治療
付録
利益相反情報