精神医学の迷宮とその不確かな地図**星和書店/吉村 玲児/978-4-7911-1181-7/9784791111817**

販売価格
2,970円(税込み)
「精神医学」と「産業精神医学」を目指す人への新しい視点
編著
吉村 玲児
出版社
星和書店
分野
精神医学

数量

特集
新刊
販売期間
2026/06/17~
商品コード
9784791111817
発行 2026年6月
判型:四六判 192頁
ISBN 978-4-7911-1181-7

精神医学は、常に「あいまいで、わからない」ものと向き合う学問かもしれない。にもかかわらず、マニュアル通りに診断し、標準治療を施せば十分だと、どこかで思考を止めてはいないか。精神科医としての日々は、謎に満ちている。謎は解けないまま、次々と現れる。それでも、その謎を抱え、考え、想像し続ける。本書は、不確かな地図を携えてこの迷宮の出口を探すための、様々な工夫や新しい視点を投げかける。そして、AI、ガイドライン、定量的評価指標よりも大切なのは、「いま、この患者さんは何を感じ、私に何を伝えようとしているのか」という問いを自分に投げかけ想像し続けること。精神科医の心に響く珠玉のエッセイ集。

【目 次】
1.精神医学の「あいまいさ」と向き合うということ
2.なぜ精神科医なのか
3.精神科医の「上から目線」について
4.私のうつ病治療:“測れる病”と“測りきれない苦しみ”の間で
5.症例カンファレンスについてのメッセージ
6.診察室の重力
7.精神科医の臨床スタイルは変わり続ける
8.大学病院精神科の時間と負荷:自己犠牲に依存しない診療体制のために
9.国立モンゴル精神科病院での学び
10.臨床医学と「再現性」の壁
11.バイオマーカー研究の危うさ
12.忘れられない7つの物語
13.プレゼンティーズムという幻想…「測れるもの」に人間を押し込めないために
14.うつ病とルサンチマン:苦しみの奥底に潜む「価値の反転」
15.神経行動経済学とうつ病:“非合理”の見え方を変える
16.復職のジレンマ:行動経済学というレンズ
17.職場に漂う雰囲気
18.非意識的意識の探究:身体から立ち上がる心
19.AIと産業精神医学:期待と課題の狭間で
20.私のうつ病診療:10のささやかな工夫
21.精神医学の歩き方:迷いと確かさ