How to CAD/CAM加工**クインテッセンス出版/藤松 剛/978-4-7812-1297-5/9784781212975**
発行 2026年7月
判型:A4判 184頁
ISBN 978-4-7812-1297-5
“加工”を制するものが“デジタルデンティストリー”を制す!!
本書には、デジタル技工の第一人者である藤松 剛氏がこれまで学んできた“加工”のノウハウが、基礎から応用まで惜しげもなくまとめられている。現在の補綴装置製作においてCAD/CAMは欠かせないものになっており、今やほとんどのラボがミリングマシンを所有する時代。IOSの普及とともにモデルレス化が加速していくなか、“加工”の重要性がますます高まることは間違いない。CAD/CAMにかかわるすべての人にとって必読の一冊となっている。
【目 次】
Introduction
Chapter 1 ミリングマシンを知ろう!
1.ミリング加工に求めること
2.ミリングの構成要素
3.ミリングマシンの基礎知識
①筐体
②加工軸
③スピンドル
④モーター
⑤コントローラー
⑥クランプ
4.乾式加工と湿式加工
乾式加工
湿式加工
5 .1スピンドルミリングマシンと 2 スピンドルミリングマシン
加工方式の比較
クランプの比較
対応可能なマテリアルや症例の比較
切削工具の比較
6.マテリアルの加工難易度とミリングマシン選択の考え方
筆者が考える各マテリアルを安定して加工できる条件
マテリアルの加工難易度とミリングマシンの推奨スペック
ラボの状況に応じたミリングマシン選択の考え方
Chapter 2 CAMソフトを知ろう!
1.CAMソフトに関する基本用語
CAMソフト関連用語 ① rpm
CAMソフト関連用語 ②フィードレート
CAMソフト関連用語 ③残し代
CAMソフト関連用語 ④切削トレランス
CAMソフト関連用語 ⑤オフセット
CAMソフト関連用語 ⑥加工テンプレート
加工概念 ①粗加工
加工概念 ②中仕上げ
加工概念 ③(最終)仕上げ
2.ネスティングで押さえておきたいポイント
筆者が考えるネスティングのポイント
①隣接する加工対象物との距離
②ディスクの厚み
③サポートピン(コネクター)の位置と大きさ
④O型とC型のネスティングの違い
⑤マルチレイヤーディスクの注意点
ディスクセット時の固定具合
Chapter 3 切削工具を知ろう!
1.切削工具の基礎知識
切削工具の種類
ボールミルとフラットミルの加工差
切削工具の刃数
切削工具の構成要素
コーティングによる分類
ハイブリッドレジン・ガラスセラミック加工用 CBN電着工具
切削工具の剛性を高めるための考え方の基準
切削工具を加工テンプレートに登録するための作業
2.精度にかかわる切削工具の要素
①同芯度と同軸度
②切り子(加工クズ)の状態
③加工クズの排出経路
④切削工具切端の摩耗
⑤切削工具の剛性を高めるための考え方の基準
⑥切削工具の形状からみる破折リスクと細部の加工精度
Chapter 4 CADデザインから考える加工精度
1.パラメーターが同じでも同じ加工結果になるとは限らない
2.フィットに関するパラメーター
フィットに関するパラメーターにおけるデフォルト値から適正値を探る流れ
パラメーターの意味を理解することで、さまざまな症例に対応可能
イレギュラーな場合のフィットコントロールの考え方
3.マージンの厚みに関するパラメーター
クラウンのマージンが厚いと何が問題なのか?
インレーのマージンが厚いと何が問題なのか?
マージンの厚みに影響を与えるパラメーター
日々の臨床におけるデータの積み重ねがモデルレスでの対応につながる
4.CADデザインが精度に影響を及ぼすその他の要素
作業用・仮着用ノブの位置
加工におけるマージンラインの重要性
CADデザインで回避できるミリングのトラブル
複雑なカットバックを行ったデザインは再現が難しい
前歯部口蓋(舌)側のアンダーカットとCADデザイン
支台歯の平行性と内面アンダーカットに対するCADデザインとネスティング
ロングスパンブリッジにおける切削工具の挿入方向の平行性
インプラントのアクセスホールの円形や角度とCADデザイン
咬合面の溝を再現する限界
Chapter 5 Advance 加工テンプレートの編集
1.加工テンプレートとは?
2.加工テンプレートの編集が必要な症例とは?
①細部まで加工を行いたい場合
②細かい内面の加工を正確に行いたい天然歯症例
③細かい内面の加工を正確に行いたいインプラント症例
④チタンバーと接着するインプラントジルコニアブリッジの内面加工
3.初心者向け! ここから始める加工テンプレート編集
加工テンプレートの編集を行う前に必要な 4 つの準備
最初は精度向上 or 加工時間短縮で考えるのがお勧め
まずは基本となる加工テンプレートを理解することがスタート
アプローチ① 送り速度の変更
アプローチ② Z軸ピッチ(ステップダウン量)の増減
アプローチ③ 加工工程の増減による調整
4.目的別の加工テンプレート編集時の考え方
加工テンプレートの編集:新しい切削工具の追加
加工テンプレートの編集:残し代(削り残し)の調整
加工テンプレートの編集:薄いマージンのマージンライン保護
加工テンプレートの編集:割り出し 5 軸( 3 + 2 軸)加工と同時 5 軸加工
5.加工テンプレート編集の実際
①細部まで加工を行いたい場合
②チタンバーと接着するインプラントジルコニアブリッジの内面加工
③ユーザー定義領域の加工テンプレートの追加
Chapter 6 ユーザーが行えるミリングマシンのメインテナンス
1.日々のメインテナンス
メインテナンスが加工の精度を安定させ、ミリングマシンの寿命を延ばす
①加工ルームの掃除
②集塵機の確認
③ローダーシステムの確認
④湿式におけるマテリアル別確認事項
⑤内部温度のチェック(暖機運転)
2.定期的なメインテナンス
①キャリブレーション
②オイルタンクの確認
③切削工具先端の摩耗具合の確認
④コレットの掃除
Chapter 7 加工におけるトラブルシューティングとQ& A
1.加工におけるトラブルシューティング
①切削中のびびり(ミリングマシンが振動し、大きな音がするとき)
②加工中の切削工具の折損(切削工具が折れたとき)
③切削中の刃欠け(切削工具にチッピングがあるとき)
④切削工具の異常摩耗(新品の切削工具の摩耗が異常に早いとき)
⑤加工クズの詰まり・溶着(加工クズの切削工具やディスクへの付着)
⑥仕上げ面のバリ(加工表面が削りきれず、粗いとき)
⑦仕上げ面の不良(加工後の表面が凹凸のとき)
⑧加工精度の不良(適合しないとき)
⑨加工後のトラブル例と対応策
2.CAD/CAMシステム導入に関するQ& A
3.加工に関するQ&A