みんなでつくる心理的安全性**医学書院/塩見 康史/978-4-260-06652-5/9784260066525**
発行 2026年8月
判型:A5判 176頁
ISBN 978-4-260-06652-5
著:津嘉山 みどり
監修:塩見 康史 / なかむら アサミ
心理的安全性の確保から、はたらきやすい職場は始まります!
「こんな現場だったらはたらきやすいのになぁ……」リーダーであれメンバーであれ、誰もがこう考えたことがあると思います。理想の現場を実現するのにはさまざまな道筋がありますが、まず必要なのは心理的安全性です。本書は、アイデアや懸念、疑問、間違いなどを発言しても、否定されたり非難されたりしないこの状態を、リーダー、メンバーがチームとなって実現する方法を紹介します。
【目 次】
はじめに──「まるっとチーム」を目指そう!
第1章 心理的安全性が「はたらきやすい職場」をつくる──心理的安全性が高いチームパフォーマンスを実現する
1.そもそも心理的安全性とは?
2.「心理的安全性がある=ゆるい関係」じゃない!
3.心理的安全性を高めるスキルを身につけて「まるっとチーム」になろう
4.「まるっとチーム」は,医療パフォーマンスが高くなる
5.「まるっとチーム」をつくる前提はこれだ!
6.「まるっとチーム」になるためにリーダーがすること
7.「まるっとチーム」になるためにメンバーがすること
8.わがままは看護師の成長につながる?
9.心理的安全性が組織の幸福度を高める
第2章 「はたらきやすい職場」づくりのためにまずできること──小さな行動の積み重ねが安心感を生み,仕事の成果を高める
1.「はたらきやすい職場」づくりに,わたしができること
2.自分からあいさつをする
3.マスク越しでも笑顔を大切にする
4.フラットな関係づくりのため「さん」づけで呼び合う
5.感謝を込めて「ありがとう」の言葉を伝える
6.「最近どう?」とひと声かける
7.自分のフェイススケールも伝えてみる
8.ほめるポイントは具体的に伝える
9.看護へのこだわりを聞き,強みを共有する
第3章 リーダーとメンバーが一緒につくる「はたらきやすい職場」
リーダー編──リーダーはメンバーにこれを伝える,行動する
1.リーダーからつくる「はたらきやすい職場」
2.腕を組まない! 視線を合わせる! ため息をつかない!
3.話を遮らずに傾聴する
コラム 新人の相談には傾聴で対応する──質問攻めにしていませんか?
4.強みを活かし,弱みを共有し,補完し合う
5.ワーク・ライフ・バランス(WLB)はとれているか聞いてみる
6.「どんな看護がしたいの?」と思いを引き出してみる
7.1on1でじっくり聴く・話す──1on1は本音を語る機会
8.「相談しやすい」しくみをつくる
コラム 忙しそうで聞くに聞けない──相談したいのに,声がかけられない
9.時には肩書を脱いで,ひとりの看護師として話す
10.「看護するのは何のため?」と尋ね,看護の目的を見つめ直す
11.「どこまで進んでいる?」と進捗を確認する
コラム インシデントを報告して責められる?──ミスを防ぐため進捗確認
12.「どんな意見も大歓迎です」と伝える──改善のアイデアを引き出すようにはたらきかける
13.会議は「伝える,決める,意見をもらう」を明確にする
14.「自分」を主語に,自分の言葉で伝え,看護を動かす
15.チームを強くするために本音で話してみる
16.「一緒に考えてほしい」と伝える──リーダーの提案にメンバーを巻き込むには
第4章 リーダーとメンバーが一緒につくる「はたらきやすい職場」
メンバー編──メンバーは自身のことを発信し,リーダーはメンバーがこれらのことが実践できるようにはたらきかける
1.メンバーみんなが育てる「はたらきやすい職場」
2.自分の得意なこと,苦手なことを話してみる
3.本音を安心して話せる人を職場につくる
4.考えや思いを表出してみる
5.「こんな看護がしたい」──やりたい看護を表現する
6.「看護のこういうところが好き」を言葉にする
7.1on1で感謝やお詫びの気持ちを伝える
8.「よそ」の情報を収集し,視野を広げる
9.こんな看護ができるチームになりたいと伝える
第5章 組織で育てる「はたらきやすい職場」──チームのみんなで協力し実現する職場づくり
1.みんなで取り組み,前に進んでいこう
2.定期的に勉強会を開催して看護の学びを共有する
3.ミーティング前にルールを確認する
コラム 新人が参加しやすい声かけを──ミーティングルールの活用とちょっとした工夫
4.モヤモヤは放っておかずに口に出してみる
5.看護の現場を良くするために,気づきを共有する──問題提起ができる環境をつくろう
6.声かけ,世話焼き,気配りを忘れないようにする
7.情報を共有し,チームの看護力を上げる
8.心を込めて,事実をもとに話す,伝える
9.他部署,他職種の役割を共有する時間をつくる
10.他部署のメンバーと交流するイベントに参加する
11.看護チーム,委員会,プロジェクトの取り組みを情報発信する
12.他部署を経験して看護の視野を広げる
コラム:業務の引継ぎも楽じゃない──相手の立場で考えると,見える景色が変わる
13.理想のチーム,看護のありたい姿を思い描く
14.医師との良い関係には,TeamSTEPPSを活用する
おわりに