CTGモニタリングテキスト 第3版**東京医学社/関谷 隆夫/978-4-88563-750-6/9784885637506**
発行 2026年5月
判型:B5判 232頁
ISBN 978-4-88563-750-6
編集代表:関谷 隆夫 / 市塚 清健 / 松岡 隆 / 松田 義雄 / 中田 雅彦
編集:日本母体胎児医学会
これが基本、これが応用、これがすべて。
周産期医療に携わるすべての医療従事者必携!
【目 次】
総 論
1.CTGの意義とその見方
はじめに
なぜ,胎児心拍数なのか?
CTG
分娩時のCTGの目的
妊娠中のCTGの目的
CTGの見方
CTGから胎児の状態をどう判断しどう行動するか
低酸素・アシドーシス以外にCTGからわかること
おわりに
2.CTGの原理
はじめに
胎児心拍とその観測手法
超音波ドプラ法で得られる胎児信号の概要
胎児心拍数を求める方法
ドプラ胎児信号に特有な心拍数測定方法
ドプラ探触子の装着方法
陣痛とその観測手法
外測法陣痛計測の動作原理
外測陣痛計の使用手順
胎児監視業務における品質管理
胎児心拍数図の品位の見分け方
信号それ自身,また自己相関法それ自身の特性に関する注意事項
外測陣痛計測の品質管理
最近の技術進歩,技術展開,また社会的状況の推移
原理の背景にある技術とその歴史,動向
基礎編
3.胎児心拍数モニタリングと周産期予後:歴史的経過
はじめに
胎児心拍数モニタリング以前の胎児健康管理
胎児心拍数モニタリングの誕生と臨床応用
胎児心拍数変化の生理学的研究
分娩開始前(antepartum)胎児へのCTG使用
CTGと脳性麻痺
おわりに
4.心拍数パターン分類の歴史的考察
はじめに
胎児健康度モニタリングの起源
臨床現場での普及と期待
「CTG受難期」:エビデンスの再検証
用語の標準化とガイドラインの整備
2008年以降の臨床エビデンス
現在の課題と展望
まとめ
5.異常胎児心拍数波形の病態解明に寄与した実験周産期医学の歴史
はじめに
主な実験の流れ
おわりに
6.胎児心拍数波形判定基準に関する我が国と海外との比較
CTGモニタリングガイドライン(日本産科婦人科学会)
ACOG/NICHD(American College of Obstetricians and Gynecologists/ National Institute of Child Health and Human Development)(米国産科婦人科学会/国立小児保健・人間発達研究所)
NICE(National Institute for Health and Care Excellence)(英国国立医療技術評価機構
FIGO(International Federation of Gynecology and Obstetrics)(国際産婦人科連合)
RANZCOG(Royal Australian and New Zealand College of Obstetricians and Gynaecologists)(オーストラリア・ニュージーランド産婦人科学会)
SOGC(Society of Obstetricians and Gynaecologists of Canada)(カナダ産婦人科学会)
ガイドラインの枠組みと最終分類
我が国の5段階分類に関するエビデンス
5段階分類と3段階分類との比較
まとめ
7.胎児心拍数の調整メカニズム
はじめに
ヒトにおける循環調節
基線細変動
心臓の発生と在胎週数による変化
その他の因子(睡眠サイクル,性差)
おわりに
8.胎児心拍数細変動の重要性
はじめに
variabilityの制御機構
variabilityに影響を与えるもの
variability判読:低酸素との関連
おわりに
9.頻脈,徐脈,一過性頻脈,一過性徐脈とその発生のメカニズム
はじめに
基線の変化
胎児心拍数一過性変動(periodic or episodic change of FHR)
おわりに
10.sinusoidal pattern,checkmark pattern,overshoot,wandering baselineとその発生のメカニズム
はじめに
サイヌソイダルパターン(sinusoidal pattern)
チェックマークパターン(checkmark pattern)
オーバーシュート(overshoot)
ワンダリングベースライン(wandering baseline)
おわりに
11.胎児心拍数波形と胎児の状態の関係
胎児心拍数波形のパターン認識
低酸素の病因と胎児酸素化の予備能との関係
コラム① 分娩時になぜ血液ガス測定が必要なのか
はじめに
制度と責任の観点から
血液ガスの基本と読む技術
CTG所見と照合してみえる世界
まとめ
コラム② 胎児心拍数波形と胎児の状態の関係(胎児睡眠サイクルとの関係)
はじめに
胎児睡眠サイクル
胎児心拍数波形と胎児睡眠サイクル
おわりに
12.子宮収縮の評価法
はじめに
子宮収縮の評価項目
子宮収縮の異常
子宮筋電図:新たな子宮収縮の評価法の可能性
おわりに
コラム③ 胎児酸素飽和度モニタリング
機器の概要
臨床成績
おわりに
コラム④ 腹壁誘導胎児心電図の必要性と今後の展開
周産期の課題と新たな潮流
分娩監視装置の限界
高精度胎児モニタリングとしての胎児心電図の可能性
実践編
13.心拍数波形の定義
はじめに
胎児心拍数図波形の定義
14.心拍数波形のレベル分類に基づく分娩時胎児管理指針
はじめに
胎児心拍数波形の分類に基づく分娩時胎児管理の指針(平成22年10月)
胎児心拍数陣痛図判読の実際
おわりに
15.胎児評価法としてのNSTとCST
はじめに
NSTの生理学的背景
NSTの適応
NSTの実施方法
NSTの読み方
NST判読アルゴリズム
CTGの評価
胎児健常性の障害を疑うCTG所見
NICHDによる3段階分類
日本産科婦人科学会による5段階分類
NSTとCSTの違い
おわりに
コラム⑤ 助産師関連団体での取り組み,チーム医療でのトレーニングの実際
はじめに
評価機構,学術団体におけるCTGモニタリングの取り組み
CTG研修の内容,施設での取り組みと課題
まとめ
16.絨毛膜羊膜炎,前期破水のCTGモニタリング
はじめに
早産と子宮内感染との関連性
子宮内感染と新生児の神経学的予後
子宮内感染と胎児心拍数モニタリングパターン
神経学的予後と胎児心拍数モニタリング
産科医療補償制度からみる子宮内感染の事例
おわりに
17.特異な病態における胎児心拍数陣痛図(CTG)―胎児発育不全,胎児貧血,胎児不整脈,常位胎盤早期剝離,子宮破裂
はじめに
子宮内胎児発育不全(fetal growth restriction:FGR)あるいはSGA(small for gestational age)胎児におけるCTG所見
胎児貧血におけるCTG所見
胎児不整脈(fetal arrhythmia)におけるCTG所見
常位胎盤早期剝離におけるCTG所見
子宮破裂におけるCTG所見
おわりに
18.臍帯異常とCTG
はじめに
臍帯異常の種類
臍帯圧迫による臍帯血流不全・CTG異常波形のメカニズム
臍帯異常の妊娠・分娩管理
臍帯異常のCTGによる分娩管理の限界
臍帯異常によるfetal vascular malperfusion
19.多胎とCTG
はじめに
多胎妊娠における胎児心拍数モニタリングの判定
多胎における胎児心拍数モニタリングの注意点
多胎における胎児心拍数モニタリングの実際
おわりに
20.胎内発症中枢神経系機能障害とCTG
序論
周産期医療体制とICT応用
CTGの信頼性と課題
Pathway分類による胎内発症脳障害の解析
地域FHRネットワークの効果
考察
結論
21.CTG判読における問題点―interobserver / intraobserver differenceともう1つのerror
はじめに
そもそもinterobserver difference,intraobserver differenceとは何か
CTG判読の際のinterobserver difference,intraobserver differenceはどの程度か
CTG判読におけるAIの台頭と現状
注意すべきもう1つのerror
おわりに
22.CTG;産科医療補償制度から学ぶこと
はじめに
産科医療補償制度におけるCTGの利用
胎児心拍数陣痛図紹介集における注目点
おわりに
23.CTGにおけるピットフォール
分娩監視装置の特性によるピットフォール
母体に投与した薬剤によるピットフォール
CTG判読誤認―産科医療補償制度からの教訓
ピットフォールに落ち込まないために
24.産痛緩和(無痛分娩)でのCTG
麻酔に伴う胎児心拍数陣痛図の変化
遅発一過性徐脈―交感神経遮断による母体血圧低下
遷延一過性徐脈―急激な鎮痛後の子宮過収縮
胎児薬理作用に伴う胎児心拍異常
コラム⑥ CTGの評価法の新たな取り組み
はじめに
胎児アシドーシスと脳障害
胎児アシデミア予測の新しい試み
iPREFACE scoreが解決しうる臨床課題
コラム⑦ CTGとAI
はじめに
人工知能とは何なのか
CTGにおけるAIの役割
今後の展望
そういえば…